共に開幕白星!「猪」三菱重工相模原ダイナボアーズが「狼」東芝ブレイブルーパス東京に挑む。NTTジャパンラグビーリーグワン2024-2025第2節
2季前(2022-23シーズン)のことだ。
昇格1年目だった2勝1敗のダイナボアーズが、第4節でブレイブルーパスから23-19で3勝目を奪取。ダイナボアーズにとって歴史的な「東芝戦初勝利」で、旋風を起こした。
あれから約2年。ブレイブルーパスはリーグ初制覇を遂げ、ダイナボアーズは着実に地力をつけて上位進出を窺う立場になった。
ダイナボアーズは昇格チームの良いお手本だろう。
昇格1年目から着実に順位を上げ、昨季は初めて入替戦を回避。そして先週の今季開幕戦では、ディビジョン2から昇格してきた浦安D-Rocksを31-19でしりぞけた。
前半は強烈な風上に立ちながら、前半を9-11で折り返す「想定外」(SH岩村昂太主将)の事態に見舞われた。
「いつも風が強いギオンスタジアムでは、風上のときに良いプレーが多いと思いますが、この3年で初めて風上をうまく使えなかった試合だったと思います」
「デビューした選手が4人いて、ラグビーのやり方もちょっと変わっているというところもありました。自分たちのコネクションをもう少し作らないといけません」(相模原DB、グレン・ディレーニー ヘッドコーチ)
しかし後半はボールを保持すると、今季注力してきたというフィジカルバトルで前進。上記のデビューした4選手のうち一人、現役南アフリカ代表のFBカートリー・アレンゼの初トライもあり、後半スコア(22-8)で上回った。
そのアレンゼはプレイヤー・オブ・ザ・マッチも初受賞し、第1節を終えてゲインメーター1位(110m)。ディフェンス突破で1位タイ(9回)。デビュー戦から結果を出した。
ダイナボアーズにとって、接点無双を掲げる「猛勇狼士」ブレイブルーパスに対し、鍛えてきたフィジカルが通用するかは大きなテーマだろう。2季前の再現となれば、将来的な優勝を公言するチームにとって大きな自信になることは間違いない。