共に開幕白星!「猪」三菱重工相模原ダイナボアーズが「狼」東芝ブレイブルーパス東京に挑む。NTTジャパンラグビーリーグワン2024-2025第2節
2季連続トップ4の横浜キヤノンイーグルスに対し、前半39分まで16点ビハインド(0-16)。ここから3連続トライで逆転し、追いすがる相手を振り切った。
試合後のトッド・ブラックアダーHCは「0-16という厳しい展開から選手たちはよく逆転してくれました」と選手を称え、逆転できた理由については「前半とても多かったペナルティを後半に修正できたのは良かった。後半はブレイクダウンの面でもよく対応できたことも大きかったです」と語った。
加入2年目になったニュージーランド代表SOリッチ-・モウンガの存在も大きかった。
要所でワールドクラスのトライセーブ技術をみせて失点を防ぎ、アタックでも巧みな技術でチームを牽引。Optaによると、ブレイブルーパスが前節記録したラインブレイク数は、ディビジョン1全体最多の12だった。
個人としての13得点は第1節を終えて早速1位タイ。2回のラインブレイクは、1位(3回)のWTB桑山淳生に次いで2位タイだ。
「(SOモウンガは)ボールを持ったら何かをしてくれる。それが得意な選手です。また勝つためのきっかけを作れる選手です。ただそこに頼り過ぎるとあまり良くないなと正直に思います」(BL東京、リーチマイケル主将)
チームの強さがスペシャルな選手に依存する属人的な状態は望ましくない。高い壁だが、モウンガを脅かすプレイヤーの登場に期待したい。
舞台は東京・味の素スタジアムであり、ブレイブルーパスにとっては今季初のホストゲーム。ホスト今季初勝利と共に開幕2連勝を掴めるか。注目のキックオフは日曜日の午後1時だ。
多羅 正崇