高原に白い“春” 長野・戸隠でミズバショウが見ごろ
長野県の戸隠高原(長野市)でミズバショウの開花が進み、連休中に観光客らでにぎわっています。同市鬼無里(きなさ)地区の奥裾花(おくすそばな)自然園も開花が始まり、高原は白いミズバショウで彩られます。連休以降には各地で伝統の春祭りや原生林ウオークなど多彩なイベントも予定されています。
戸隠のミズバショウは50万株とされる戸隠森林植物園(総面積約71ヘクタール)や同地区越水ケ原の民宿白樺荘の3万株以上が咲き、県内外から訪れた車で駐車場も混雑。家族連れなどが新緑の色を増す森でのんびり散策を楽しんでいました。
白樺荘のミズバショウは「先代の時代に、最初は敷地内に小面積で自然に育っていたため周りの雑木などを整理してやったところ増えて広がりました」(同民宿)。一時は観光バスで見物に訪れるなどブームになったことも。 奥裾花自然園がある鬼無里地区はミズバショウが一面に咲く今月以降秋にかけて、自然観察会や地域の祭り、新そば祭りなど地元の自然や伝統行事、産物などにちなんだイベントで訪れる人を楽しませます。
----------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説