大分放送

JNNと毎日新聞は共同で10月22日から2日間、衆議院選挙に関するネット世論調査を実施しました。この調査結果にOBS独自の取材を加味して分析した大分県内3選挙区の終盤情勢をお伝えします。 【写真を見る】衆院選大分1区は吉良氏を衛藤氏が猛追　2区は吉川氏と広瀬氏が横一線　3区は岩屋氏優位　大分県3選挙区の終盤情勢 大分1区に立候補しているのは届け出順に、衛藤博昭さん（44）自民・新。野中しんすけさん（38）参政・新。山下魁さん（47）共産・新。吉良州司さん（66）無所属・前の4人です。 ■大分1区終盤情勢 大分1区は、序盤ややリードしていた吉良さんが逃げ切りを図ろうとするのに対し、衛藤さんが猛追しています。山下さんと野中さんは独自の戦いです。 吉良さんは、立憲や国民・社民支持層をほぼ固めていて、無党派層の支持が集まる傾向があります。 衛藤さんは自民・公明から支持されていて、20代以下と70代以上に支持される傾向があります。 山下さんは共産から支持されています。 野中さんは参政の支持層をほぼ固めました。 ■大分2区終盤情勢 大分2区に立候補したのは届け出順に、吉川元さん（58）立憲・前。広瀬建さん（50）無所属・新。衛藤征士郎さん（83）自民・前の3人です。 大分2区は、吉川さんと広瀬さんが横一線の戦いを繰り広げていて、衛藤さんは厳しい戦いです。 吉川さんは、立憲・社民・共産の支持層をほぼ固めたほか、ほかの野党勢力にも浸透しつつあります。 広瀬さんは、自民・公明支持層をほかの候補よりも取り込んでいて、70歳以上からの支持が目立っています。 衛藤さんは、公明の一部に浸透しているものの、自民支持層を固めきれていません。 ■大分3区終盤情勢 大分3区に立候補したのは届け出順に、小林華弥子さん（56）立憲・新。岩屋毅さん（67）自民・前。大塚光義さん（69）共産・新の3人です。 大分3区は、岩屋さんが優位を保っていて、小林さんが追い上げに懸命です。大塚さんは独自の戦いです。 岩屋さんは、自民・公明から支持されていて、無党派層の支持がほかの候補を上回っています。

小林さんは、立憲・社民の支持層をほぼ固めたほか、維新・国民からも一定の支持を集めています。 大塚さんは、共産から支持されていますが、そのほかの支持層への広がりを欠いています。 今回の調査では「まだ投票先を決めていない」と答えた人が2割から3割に上っていて、最終盤で情勢が変わる可能性があります。