【横浜好き】支配下6名、育成3名、上位は即戦力の投手中心。ベイスターズのドラフト指名選手を紹介
日本シリーズの前、10月24日に新人選択のドラフト会議が行われ、ベイスターズは支配下6名、育成3名の計9選手の指名権を獲得しました。
今季はリーグ3位からの下剋上で日本シリーズ進出を果たしましたが、来季こそ1998年以来となるリーグ優勝へ、上位指名は即戦力の投手中心と、指名意図が明確なドラフトとなりました。
セ・リーグの4球団が競合した関西大学・金丸夢斗を外した1位指名は、アマチュアの各年代で結果を残した竹田祐(三菱重工West)となりました。
最速153キロの速球にスライダー、チェンジアップなど、多彩な変化球でゲームメイク能力に優れた右腕は、履正社高校では安田尚憲(千葉ロッテ)と投打の柱として、3年春のセンバツでは初戦から、3試合連続完投勝利を挙げる活躍で準優勝。
明治大学では先輩に伊勢大夢、入江大生がいる中、1年春から開幕戦で登板し、2年春には4勝してチームの5季ぶりの優勝に貢献するなど、大学通算11勝をマークしました。
三菱重工Westでも都市対抗、日本選手権と大舞台で好投しています。明治大卒業時と昨年に2度の指名漏れを経験しており、『3度目の正直』でNPB入りとなりましたが、三浦大輔監督は「1年間ローテーションを守ってもらえると期待している」と、即戦力として評価しています。
2位の篠木健太郎(法政大学)は最速157キロの剛腕で、今年のハーレムベースボールウィークでは、侍ジャパンに選出されています。木更津総合高校では1年夏に甲子園のマウンドを経験し、コロナ禍で甲子園本大会が中止になった3年夏も投打の活躍で、チームを千葉県独自大会優勝に導きました。
ドラフト前には1位候補にも名前が挙がっていた逸材は、変化球のレベルも高く、1年目から一軍での活躍が期待されています。
4位の若松尚輝は、札幌学院大学3年時に投手に転向。四国ILplus・高知で最速152キロまで成長した本格派右腕。現役時代は横浜大洋の先発右腕として通算57勝をマークした欠端光則スカウトが、「将来は必ずエースになってくれると思う」と絶賛しており、まだまだ伸びしろもありそうな大型右腕です。