重賞初制覇を目指すグランテスト(今年4月撮影、ユーザー提供：ワラビさん)

　福島は日曜午後に少し雨が降るかもしれないが、馬場に大きな影響を与えることは考えづらい。芝ダートともに良が濃厚だ。芝は開幕週にしては外からの差しも決まっている。対照的にダートは前に行った馬が残る。 【写真】グランテストこれまでの軌跡 　小倉は土曜の夕方から夜半にかけて、さらに日曜の昼から雨が降る予報。それだけに馬場状態が読みづらい。土曜を振り返ると、芝は1200に限ると前＆内有利で、ハイペースになっても外々を回しての差しは厳しい感じだった。一方、1800m以上は差しも可能。ダートは逃げ先行馬が圧倒的に有利。ストームキャット系とダンジグ系に注。 　函館は芝ダートともに良となる。芝は内外フラット。ペース次第で差しも決まる。土曜はディープインパクト系が好調だった。ダートは逃げ先行馬が有利。差し馬は4角までに前に取り付かないと厳しい。 【注目馬】 福島11R・オフトレイル…前走はミナデオロに差し届かずの2着だが、スローで位置取りの差が出ただけ。十分に距離にメドが立つ内容だった。ここはペースが流れそうなので、じっくり構えての直線勝負で間に合うとみた。 小倉11R・グランテスト…雨量がカギだが、高速決着なら内＆前有利。前走は不利な16番枠から着差以上の完勝だったので、重賞でも通用する力はある。絶好4番枠からロスなく運んで上位争いへ。 函館11R・サトノエルドール…3年前の覇者。それ以来、一度も馬券に絡んだことはないが、近走は悪くないレースを続けている。土曜の函館芝で好調だったディープインパクト系でもあり、差しが決まる展開になれば出番があっていい。