初のGP出場も夢ではない岩本俊介「楽しんで結果を出すのが一番の理想」/熊本競輪・初日特選
熊本競輪場の「第69回JC×HPCJC(F1)」が2日に初日を迎える。S級特選12Rに出走する岩本俊介に話を聞いた。 昨年12月31日が前検日だった岸和田F1を幸先良く優勝し、3月の伊東G3は完全V。その前後の京王閣と玉野F1も優勝し、極めつけはいわき平ダービーを3連勝で決勝進出して準優勝。岩本俊介が今年の前半戦は過去最高の勢いで駆け抜けた。現在は賞金ランク6位。好位置につけている。 「ありがたいことに、皆さんからいろいろと言っていただいて。嬉しいですよ。本人がのらりくらりで申し訳ないです。一生懸命やっているし、まぁなるようにしかならないので。意識も全くしてないし、力みとかもない。考えても力が入っちゃっていいことはない。それに、楽しくないでしょ。楽しんで結果を出すのが一番の理想。引き続き流れのままに頑張るだけ。流れに身を任せていきます」 注目を集める立場にいながらまるで他人事のよう。それも岩本らしいといえば岩本らしいか。やや勢いが衰えてきているが岩本らしく常に全力投球なのは変わりがない。 「オールスターは言い訳ができないくらいやられちゃったけど、初日と最終日は久しぶりにしっかりと逃げることができた。2走とも4着。3着までに粘れれば良かったけど、両方とも感触は悪くなかった。オールスターの疲れもだいぶ取れてきたかな。今回はメンバーがいいですね。初日は(松井)宏佑に任せて頑張ります」 2015年6月以来となる熊本競輪出走。共同通信社杯前に自然体で楽しんで、1円でも多くの賞金加算を狙う。(netkeirin特派員)