ノーマルも制動力は十分!でもディスクブレーキをカスタムするとどうなる?【ノーマルとサンスター製を乗り比べ!】
文/Webikeプラス 小川 勤 【画像】ディスクブレーキのディテールとアンケート内容をギャラリーで見る(13枚)
交換のタイミングに達していないノーマルのブレーキディスクに不満はありますか?
「交換のタイミングに達していないノーマルのブレーキディスクに不満はありますか?」と聞かれたら、大半のライダーは「ない」と答えるだろう。よほどの旧車ならともかく、現行バイクでブレーキの制動力に不満を感じることなどあり得ない。 改めて言うまでもないが、ブレーキディスクの役目は「減速すること」、そして「止まること」。どんなに大排気量のパワフルなエンジンを搭載していても、ライダーの意思通りに止まることができなければ、速く走ることも気持ち良く操ることもできない。それにはライダーのテクニックだけなく、バイクが装備するブレーキシステムも影響する。このブレーキシステムに大きく寄与しているのがブレーキディスクだ。 そしてブレーキディスクと一言でいってもデザインや構造も多彩で、もちろん価格もさまざま。そしてスキルの高いプロライダーがレースで使うならともかく、市井のライダーが公道やサーキットでのスポーツ走行で使ってもブレーキディスクの違いがわかるのだろうか?という疑問を持つカスタム好きは多いかもしれない。 そんな素朴な疑問に応えるべく、バイクメーカーへのOEM供給やアフターパーツとしてのブレーキディスクの製造・販売で有名なサンスターがノーマルディスクとカスタムディスクの比較試乗を実施した。
約50名のライダーが参加した比較試乗の結果は…
比較試乗は昨年開催された「カスタムパーツライド」で行われ、袖ヶ浦フォレストレースウェイの外周コースにて実施。公道走行をイメージして先導車が最大速度を100km/hまでに抑え、ヤマハYZF-R7のフルノーマル車と、ブレーキディスク(サンスター プレミアムレーシング)のみを交換した車両で2周ずつ試乗した。今回は約50名のライダーが比較試乗を行ったが、その結果は左画像の通りだ。 初心者からベテラン、男性女性を問わずさまざまなライダーが試乗し、なんと全員がブレーキディスクの違いを体感。しかもノーマルディスクよりプレミアムレーシングの方が良いと評価している。そのため試乗後にはほとんどのライダーが、サンスターのスタッフに自分の愛車に適合する製品があるかを確認していた。