フードコートで大泣きする赤ちゃんと食事ができず困った様子の母親 「他人事に思えない」声をかけてみると、母親の表情に変化が
みんなが助け合えたら…
このときの出来事について、ユマさんに話を聞きました。 ーどうして赤ちゃんを抱っこしてあげようと思ったのでしょうか? 自分も子どもたちが幼稚園に行く前、よくショッピングセンターやそこのフードコートを利用していました。子どもが遊ぶところやおむつ替えコーナーなどがあり、空調設備も整っているため、とても恵まれた環境でした。しかし、ちょっとしたことで困ることもありました。例えば、今回のママさんのように予想外に子どもがぐずったり、子ども2人をつれてフードコートに行ってベビーカーを押しながら料理を運んだり、さらには途中で1人が「トイレ!」と始まることもありました。そんな大変なことがたくさんあったので、自分が手伝えることがあれば…と思って声をかけてみました。 ーあなたが取った行動で、その方はどういった反応をしていましたか? ママさんは申し訳なさそうに慌てて食事をしていたので、こちらから話しかけて盛り上げようとしました。その方が赤ちゃんも安心するかと思ったからです。我が家は2人の男の子なので、赤ちゃんが着ていた可愛いお洋服の話題で話をもっていったような気がします。そこから「この時期は何を着せたらいいの?」「この時期どんな離乳食を食べさせたらいいの?」「どういうところに遊びに連れていきましたか?」などいろいろ質問されながらお話ししました。 ーその後、その方ははどんな様子でしたか? 最初の申し訳なさそうな感じや、一生懸命情報収集をしている感じなどが数年前の自分を見ているようで親近感がわきました。 ーご自身がした行動について、どう思いましたか? やっぱり声をかけるのは「大きなお世話かな?」と迷いましたが、ママさんがゆっくり食事ができたのでよかったと思います。 ーこの経験を通して、同じような状況で悩む方にどのようなことを伝えたいですか? 子どもを連れて外に出て「静かにさせなきゃ」「泣かせないようにしないと」などストレスになることもあります。でも、ずっと家に閉じこもっているとママさんはノイローゼになってしまいます。断られたらそれまでで気にすることない、と思ってみんなが助け合えたらと思います。 手助けを申し出るのは勇気がいることもありますよね。楽な気持ちで声をかけ合えるといいですね。 ※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。
ほ・とせなNEWS編集部