【突然】家賃の値上げ通知に悲鳴!「月2万円は上げ過ぎじゃない?」 家賃“最高値”更新の背景にはいったい何が?急激な賃上げに対し法的問題はあるのか?
家賃が過去最高値を更新し、その値上げ額にSNSからは悲鳴が上がっています。最高値更新の背景には、いったい何があるのか?また、急な賃上げに対し、法的問題はないのでしょうか?元検事・亀井弁護士の解説です。 【独自解説】今後も議論されるであろう“主婦・主夫年金” 廃止なら家計から年間約28万円負担増の試算も…専門家指摘「出生率と大きく関係。働いても子育てできるような支援策をセットに」年収の壁はどうなる?
■各地で家賃が最高値を更新 突然の値上げ通知にSNSでは悲鳴も「月2万円は上げ過ぎ」「8000円上がるなら、違う家って選択肢も出てくる」
今、家賃が最高値を更新中だといいます。2024年10月、マンションの平均賃料は30平方メートル以下のマンションで、東京23区は9万4581円で、前年比+3.7%の最高値です。同じように埼玉は6万3548円で前年比+4.0%、大阪市は6万4418円で前年比+3.4%、福岡市も5万3333円で前年比+3.5%で最高値更新となっています。 突然、値上げ通知が来るというケースも多く、SNSではこんな声が… (SNSの声) 「家賃の値上げ通知が来たが、月2万円は上げ過ぎじゃない?」 「更新時に、家賃1万円値上げするって通知来た」 「予想はしてたけど、家賃更新のタイミングで値上げの通知が…しかも10%の爆上げ」 「ついに家賃値上げ通知が来た。8000円上がるなら、違う家って選択肢も出てくる」
家賃値上げの背景ですが、まず敷地内の清掃代や共用エリアの電気代が増えています。そしてオートロックなど壊れたドアの修理代や、地価が上がり固定資産税が増えていることが理由だといいます。住宅ジャーナリスト・榊淳司氏によると「2年に1回は家賃の見直しをお願いしたいのが貸主側の本音だろう」と話しています。
Q.地域によって違うかもしれませんが、東京の賃貸マンションなどは、2年に1回更新することもありますよね? (津田塾大学・萱野稔人教授) 「更新のときに1か月分家賃を払うみたいな慣習が残っている所もあります。契約書の中で『更新時に家賃を上げる可能性があります』と、ちゃんと書いてある場合もあります」
■一方的な賃上げは法的問題になるのか?貸主側が「請求権を行使したら、賃料が上がる形になる」 家賃増額に納得できない場合は話し合いも…
家賃の値上げは、法的に問題はあるのでしょうか。『借地借家法』で家賃を値上げする場合の条件というのが定められています。 『土地・建物に対する税金などの負担が増』『経済事情の変動(土地・建物の価値の上昇など)』『近隣の同じような物件の家賃よりも安い』、これらに当てはまれば、法的に問題はないとのことです。ただ、これらは『値上げをしないなどの内容が契約書に書かれていない場合』としています。
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