【柄本佑インタビュー】藤原道長の美を支えたMEGUMIさんとボクシング
人生初のフォトブック「1(いち)」(完全受注生産)を上梓する柄本佑さん。2024年は大河ドラマでの活躍も話題だった柄本さんに、役作りについて、そして他ではなかなか聞けない“美容へのこだわり”についてたっぷりとお聞きしました! 〈画像で見る〉美の先生はMEGUMI!?「柄本佑のインタビューショット」
MEGUMIさんの説得力に毎回平伏しました(笑)
準備期間から数えると2年弱、一つの役と向き合った。大河ドラマ『光る君へ』で、紫式部のソウルメイト・藤原道長を演じた柄本佑さん。美容とは無縁な生活を送っているかと思いきや、「VOCEは美容の雑誌で……」と恐る恐る説明すると、「美容?」と一瞬驚いた後、ほんの数秒置いて、「美容といえば、MEGUMIさんが動画で勧めているものは、僕、ことごとく買ってます。ウチの妻より全然買ってますね」と、大きな口をパカッと開けて快活に笑った。 「美容に興味を持ったのは、完全に仕事のためです。道長さんという人が、常にシュッとしている人だったので、演じることが決まってからは、無意識的に美容関連のTikTokやXなんかをチェックしていたんでしょうね。いつの間にかおススメ動画にMEGUMIさんがどんどん上がってくるようになって(笑)。これがまたMEGUMIさんの喋りが、ものすごく説得力があるんですよ。『買わなきゃ!』って気持ちにさせられて、化粧水とか、顔をポスポスする……フェイスポインターみたいなのを買って、家で使うようになりました。男だし、使い方も適当なので、どこまで効果が出ているのかはわからないですけど(笑)」
ボクシングで、周辺視野が広くなった
ボクシングはやってみたら楽しかっただけでなく、汗をかいた後、頭の中がスッキリして、かえって冷静になれた。ボクシングで体を動かす1時間の間に、エネルギーは使い切るけれど、筋トレのときのような倦怠感はなかった。 「めちゃくちゃ汗もかきますし、デトックス感がすごいです。終わると、自分の中にあった不純物が1回下にスンと落ちる感じがして、落ち着いていられるし、周辺視野も広くなって、耳の聞こえも良くなる。体や五感を起こす作業に繋がるから、仕事前にするのがベストなんです。『光る君へ』のクランクイン前に、監督の中島(由貴)さんから、『道長さんがたまに諸肌になったりするときがあるので、多少は筋肉をつけておいてもらえると……』みたいなことを言われて。その諸肌がどのタイミングでくるかわからなかったので、最低週に3回ぐらいはボクシングに通うようにしていて、それが撮影のない土日と、月曜日の午前中。月曜の午後にはリハーサルがあったので、体を起こすにはもってこいでした」