納車直後の「新車のランクル」を売ると儲かると聞きました。簡単に儲かるならチャレンジしてみたいのですが、なぜ“高く売れる”のでしょうか…?
納期の長い車を買う場合の注意点
転売目的でなく、純粋に納期が長くても欲しいから待ちたい、という人もいるでしょう。ここでは納期の長い車を買う際の注意点を2つ紹介します。 ■待っている間に変更が生じる可能性がある 新車は、基本的に注文書に記載されている内容で購入することになります。車によっては「イヤーモデル」といって、毎年何らかの改良がなされるモデルもあります。長期化した納期によっては、その間にマイナーチェンジやフルモデルチェンジが行われ、希望している見た目やスペックなどとは変わってしまうこともあり得るでしょう。 そのような場合、すでに注文しているユーザーにどのような対応がされるかは、自動車メーカーやディーラーの判断に委ねられます。最悪の場合、新車であっても古い仕様の車になってしまう可能性がありますので、あらかじめディーラーに確認しておくことをお勧めします。 ■今乗っている車の価値が下がることも 今乗っている車を下取りに出す場合、車を査定した時よりも車の価値が下落する可能性も否定できません。そうなると頭金として充当されていた下取り車のお金を補填(ほてん)するかたちで現金を支払う可能性もあります。 ディーラーによっては、下取り価格はあくまでも参考価格とし、新車の納期が確定したら改めて査定をして価格を算出するところもあると聞きます。購入予定のディーラーがどのような対応をするのか、あらかじめ確認しましょう。
まとめ
新車を転売目的で買うことは、リスクの高い行為です。損失を被る可能性も高く、お勧めできません。本当に欲しい車であれば、希少車で納期が遅くても長期間待てるかもしれませんが、今乗っている車の価値の下落にも考慮する必要があります。購入を検討する際は複数の観点から考えるようにしましょう。 出典 トヨタ自動車株式会社 ランドクルーザー300 執筆者:宇野源一 AFP
ファイナンシャルフィールド編集部