岡田監督に評価されず…?阪神、前年から1軍出場がない選手(4)矢野前監督は1軍戦力としたが
昨季は岡田彰布監督が復帰し、18年ぶりにセントラル・リーグ制覇を果たした阪神タイガース。若手選手や新加入戦力が頭角を現し、チームの大躍進に貢献した一方で、一軍では戦力になれなかった選手も少なくない。そこで今回は、岡田政権では未だに一軍出場の経験がない選手を紹介する。
小川一平
・投打:右投右打 ・身長/体重:183cm/85kg ・生年月日:1997年6月3日 ・経歴:県立横須賀工 - 東海大九州キャンパス ・ドラフト:2019年ドラフト6位 ルーキーイヤーには20試合に登板するなど、ブルペンで存在感を示していた小川一平。しかし、近年は右肘のコンディションに苦しみ、2024年は育成選手として開幕を迎えている。 2019年ドラフト6位で阪神タイガースに入団すると、プロ1年目から開幕一軍入りを果たし、20試合に登板。翌2021年は19試合の登板ながらも、防御率2.95と安定した投球を見せた。 2022年はチーム事情で先発に回り、開幕ローテーション入り。しかし、右肘のコンディション不良で離脱し、6試合の一軍登板でシーズンを終えた。さらに、同年オフには右肘の手術を敢行。 翌2023年は夏場に実戦復帰するなど、順調な回復を見せていたが、右肘の内側側副靭帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けることとなり、オフに育成契約となった。 矢野燿大監督時代には、速球を武器に光るものを見せていた小川。まずは右肘の状態を整えることになるが、岡田彰布監督の下でも戦力となりたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部