(写真左より)ジョン・ハッチンソン監督(横浜F・マリノス)、天野純(同)

『AFCチャンピオンズリーグ2023/24』準決勝の再戦である。『AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25』リーグステージMD2にて前回大会準優勝の横浜F・マリノスと4強の蔚山が激突。初戦で光州FCに3-7の大敗を喫した横浜FMとホームで川崎フロンターレに0-1で屈した蔚山はともに負けられない。10月1日、ジョン・ハッチンソン監督とMF天野純は前日会見に出席し、次のように意気込みを語った。 【PHOTO】キム・パンゴン監督(蔚山)、チョ・ヒョヌ(同) ハッチンソン監督「『ACLE』2試合目を楽しみにしている。1試合目は恥ずかしい結果を残してしまった。そこからタフな試合はまだまだ続くので、自分たちも戦う意欲をまだまだ失っていない。練習でもうまく修正してきた。初戦のような結果にならないと思うが、蔚山も1位を走っているチームだし、いい選手が揃っている。簡単な試合にならないが、自分たちの良さを出していい試合をしたい」 天野純「蔚山は本当にいいチーム。『ACLE』はJリーグと全く別物の大会と思っている。でもマリノスのスタイルに確固たる自信を持っている。明日はそれを見せるだけ」 直近4試合で17失点という守備をどのように立て直すか問われたハッチンソン監督はこう返答した。 「ここ最近は失点が多くなってしまったが、もちろん減らすことを大前提でやっている。特にトランジションのところ。前回の試合(FC東京戦)の2・3失点目も3つのパスでやられてしまった。自分たちはリスクを負ってでも攻撃的なサッカーを実践している。相手に裏のスペースがあるが、どうスペースを減らすか、プレスをいつ掛けるかやってきた。相手がいることなので、すべてがうまくいくとは思わないが、まず守備でどう守り、ボールをどう握っていくのか、準備してことをやっていきたい」 2022年に所属した蔚山とこの半年で3度目の対戦となる天野は相手の印象を明かした。 「監督が代わってからそんなに細かくチェックできていないが、そんなに強みは変わらない。韓国特有のフィジカルの強さとともに蔚山は足元がしっかりしたチーム。そこは気を付けないといけない。球際でもフィジカルでも技術でも、自分たちが圧倒して明日は勝ちたい」 対する蔚山のキム・パンゴン監督とGKチョ・ヒョヌはこのようにコメントした。 キム監督「マリノスはJリーグで一番強い相手なので、明日戦えることをワクワクしている。現状自信があるし、十分な準備ができている。シーズン半ばから指揮しているが、蔚山らしさを失わずに選手たちはプレーしてくれている。マリノス相手に我々らしさを発揮したい」 チョ「明日の試合で両チームともケガなく、素晴らしい試合をしたい。我々には素晴らしい監督、素晴らしいスタッフ、素晴らしいチームメイトが揃っているので、いつも通りのサッカーをすればいい結果を得られると思っている。サッカーは何が起こるかわからないが、我々は勝つために日本にやって来ている。明日はチームとしてベストを尽くしたい」 果たして、横浜FMが返り討ちにするのか、蔚山が『ACL』準決勝のリベンジを遂げるのか。『ACLE』リーグステージMD2・横浜FM×蔚山は10月2日(水)・横浜国際総合競技場にてキックオフ。チケットはチケットF・マリノス(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。