武豊 38年目で初の札幌&北海道リーディング 照れ笑い「恥ずかしい」29勝圧倒
北都の頂きに初めて立った。武豊が札幌&北海道リーディングをダブルで獲得。函館初日1Rのオープニング勝利を皮切りに、勝ち鞍を積み重ね、北海道シリーズ13週で未勝利の週はなかった。札幌で17勝、函館を合わせて29勝と圧倒した。 夏は長い間、小倉が主戦場だった。北のリーディングは38年目にして初とあって、「恥ずかしい気持ち。夏は若手の活躍の場だし、開催リーディングを初めて獲ったわけではないから。ジョッキーのみんなが“豊さんも初とかあるんですね”って言っていた」と照れ笑い。「これだけ長くフルで札幌で乗るのは3年目ですけど、アウェイ感がなくなって(笑)。満足ではないけど、形として少し出たので素直にうれしい。馬産地ということで競馬熱も感じるし、大きな励みになります」と多くの声援に感謝した。 秋はアイルランドのG1馬アルリファーで自身11度目の凱旋門賞(10月6日・仏パリロンシャン)、7連勝中の無敗馬オーサムリザルトでBCディスタフ(11月2日・米デルマー)と、待望の世界戦も控える。「秋競馬も国内外で楽しみな馬とレースが待っているのでワクワクしますよ」。夏競馬が終わっても、レジェンドの快進撃はどこまでも続く。