トランプ氏再来に身構える世界…注目される2つの戦争への対応 日本への影響どうなる【風をよむ・サンデーモーニング】
そうした大きな変化も予想される中、日米関係はどうなるでしょうか。7日、トランプ氏と初めて電話会談を行った石破総理は、その印象を問われると… 石破総理 「一言でいえば非常にフレンドリーな感じがしました。言葉を飾ったりつくろったりするのではなく、本音で話が出来る、そのような方だと印象を持った」 石破総理は来週にも、トランプ氏との面会を検討しているといいます。 かつて安倍元総理は、外国の首脳として初めて就任前のトランプ氏と面会し、ゴルフ外交などを通じて親密な関係を築きました。 トランプ氏は少数与党の石破政権をどう見るのでしょうか。アメリカ政治に詳しい小谷さんは… 明海大学 小谷哲男教授 「(石破政権は)権力基盤が弱いので、信用できるのか、決めたことを実行できるのかというふうに思うでしょう。他方で、権力基盤が弱いからこそ、足もとを見て法外な要求をしやすい。同盟国に負担を求める、貿易交渉で大きな譲歩を迫ることもある」 ■“戦争”抱える国も注目 ガザ市民「トランプ氏は敵」 一方、国際社会が大きく注目しているのが、“2つの戦争”への対応です。ウクライナ情勢にはどう臨むのか。ロシアのプーチン大統領は早速、トランプ氏に称賛の声を上げました。 ロシア プーチン大統領(7日) 「命を狙われた時の彼の行動には感銘を受けた。彼は勇敢な男だと分かった。男らしかった。彼(トランプ氏)が大統領に選ばれたことを祝福したい」 一方、気が気でないのがウクライナのゼレンスキー大統領です。トランプ氏はウクライナへの支援継続に消極的とされるからです。 ヨーロッパ各国が集まる首脳会議に出席したゼレンスキー大統領は… ゼレンスキー大統領(7日) 「トランプ氏の行動がどうなるか分からないが、より強いアメリカを望む」 すでにトランプ陣営の中では、戦闘を凍結し、ロシアの占領地域は現状維持、ウクライナのNATO加盟は棚上げする案が浮上しているといった報道も出始めています。
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