トランプ氏再来に身構える世界…注目される2つの戦争への対応 日本への影響どうなる【風をよむ・サンデーモーニング】
トランプ氏の圧勝に終わったアメリカ大統領選挙。再び訪れる「トランプ大統領のアメリカ」に、世界の国々が、それぞれ不安や期待を抱いています。 【写真を見る】トランプ氏再来に身構える世界…注目される2つの戦争への対応 日本への影響どうなる【風をよむ・サンデーモーニング】 ■黄金か、暗黒か “トランプ大統領”の再来 共和党 トランプ前大統領 「これはまさにアメリカの黄金時代となるだろう」 大統領選に圧勝し、「黄金時代」の到来を宣言するトランプ氏。その一方で… 民主党 ハリス副大統領 「多くの人が“暗黒の時代”に突入しつつあると感じていることは理解しているが、そうではないことを願っている」 “黄金”か“暗黒”か…どんな時代になるのでしょうか。世界に波紋が広がっています。 トランプ前大統領 「この国の状況は悪くなるばかりだ。国境を封鎖しなければならない」 トランプ氏が勝利宣言で早速触れたのは「不法移民の強制送還」。不法移民に対し、史上最大の強制送還を行い、就任初日から国境を封鎖すると公言しています。 国境を接するメキシコのシェインバウム大統領は、「メキシコ国民は心配する必要はありません」と発言。 また、高い関税が課されると予想される中国の毛寧報道官も「貿易戦争に勝者はなく、世界にとっても役に立たない」としています。 身構える世界。かつて分断を加速させ、混乱をもたらした 「トランプ劇場」。その第二幕開幕でアメリカ、世界、そして日本はどうなるのでしょうか。 前回は、良識ある幹部がブレーキ役となったとされるトランプ政権。しかし今回は、自らに忠実な人物の起用が取りざたされていて、ワンマンぶりに歯止めが掛かるのか懸念する声が上がっています。 ■「金を払わないなら、お前たちを守らない」 外交・安全保障に影響懸念 影響を大きく受けるとみられるのが、「外交・安全保障」です。 トランプ前大統領(1月) 「(NATO加盟国に)こう言ってやった。金を払わないなら、お前たちを守らない」 以前からトランプ氏は、NATO(北大西洋条約機構)からの脱退の可能性に言及。そうなれば、世界の安全保障環境は一変します。
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