新大関・大の里 1年前の九州場所は十両「想像していないところにいる」ファンの期待は白鵬以来の18年ぶり新大関優勝
大相撲秋場所で2度目の優勝を果たし、大関に昇進した大の里(二所ノ関)が28日、福岡市西区の二所ノ関部屋宿舎で会見し、途中離脱した秋巡業中盤以来、約半月ぶりに公の場で元気な姿を見せて九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)への意気込みを語った。 「回復しました」と明るい表情で語った新大関は、秋巡業中に発熱や鼻の不調を訴えて「アデノウイルス感染症」と診断されて離脱して帰京。10日間ほど静養して「じょじょにですけど」と体も動かしており、まずは相撲を取る稽古の再開を目指す。 昨年の九州場所は、まだ十両だった大の里。異例のちょんまげ姿で大関の看板を背負う。「1年前の自分と比べると、想像していないところにいる。自分自身、まだ追いついていないというのが一番」と語るが、ファンの期待は2006年の白鵬以来、18年ぶりとなる新大関優勝。「しっかり初日から流れをつかんみたい。一日一番、集中するいままで通りの気持ちを変わらず持って頑張りたい」と気合十分だった。
中日スポーツ