【陸上】ナンバーワン決戦 パリ内定の北口榛花・田中希実がエントリー 箱根わかせたランナーや注目の高校生も
陸上のナンバーワンを決める、第108回日本陸上競技選手権大会。パリ五輪をかけた決戦が、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで6月27日に開幕します。 オフにスイーツを楽しむ北口榛花選手 大会まで2週間を切った14日、エントリー選手(暫定)が発表されました。 すでにパリ五輪の切符を手にしている選手(※マラソン・競歩を除く)のうち、やり投げ・北口榛花選手、5000m・田中希実選手がエントリー。田中選手は、1500mでも代表権をねらいます。 また、すでに内定している100mのサニブラウン選手、110mハードルの泉谷駿介選手、3000m障害の三浦龍司選手は今回の出場を見送りました。 今大会でパリ五輪の代表権をつかむためには、定められた期間中(2023年7月1日から2024年6月30日)に参加標準記録を突破し、今大会で優勝することが必須条件。 以下の選手は、すでに参加標準記録を突破しており、今大会で優勝すれば即時内定となります。 ◇男子400m 佐藤拳太郎選手、佐藤風雅選手 ◇男子110mハードル 村竹ラシッド選手、野本周成選手 ◇男子400mハードル 豊田兼選手、黒川和樹選手、筒江海斗選手 ◇男子走り幅跳び 橋岡優輝選手 ◇女子走り幅跳び 秦澄美鈴選手 また、男子走り高跳びの赤松諒一選手は、2023年のブダペスト世界選手権で入賞しているため、参加標準記録2m33を突破した時点で内定となります。 注目の男子100mには、10秒02の自己ベストを持つ、栁田大輝選手、坂井隆一郎選手、ケガからの復帰を目指す多田修平選手、3大会連続の五輪出場を目指す、桐生祥秀選手らがエントリー。 100mの参加標準記録は10秒00と、東京五輪の10秒05から大幅にジャンプアップ。運命の決勝は、6月30日(日)におこなわれます。 男子5000mは、エントリーした30人全員が自己ベスト13秒30以内と、し烈な戦いが予想されます。13分09秒45の日本歴代2位の記録を持つ、駒澤大学の佐藤圭汰選手、今年の箱根駅伝・花の2区で区間賞を獲得した、青山学院大学の黒田朝日選手、中央大学のスピードスター吉居駿恭選手など、箱根駅伝をわかせた大学生らも登場します。 さらに、注目の高校生も。800mには2023年インターハイ覇者の久保凛選手(高校2年生)、1500mには2023年の全国女子駅伝17人抜きの力走で注目を集めたドルーリー朱瑛里選手(高校2年生)らが出場予定。日本選手権デビューで、シニア選手ら相手にどんな走りを見せるか注目です。