【UFC】風間敏臣、オクタゴン初勝利なるか「勝ち進まなければ誰にも認められないし、自分自身も認めることができない」=8月11日(日)午前6時
日本時間2024年8月11日(日)午前6時より開催される『UFCファイトナイト・ラスベガス95』(U-NEXT配信)のバンタム級戦で、風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)が、ハラランボス・グリゴリオウ(キプロス)と対戦する。 【写真】沖縄で風間は平良達郎と練習を積んできた 2023年8月のデビュー戦での敗北から、約1年ぶりにオクタゴンに復帰する風間の相手グリゴリオウは、デイナ・ホワイト コンテンダーシリーズ(DWCS)出身で、8勝(6KO)4敗と75%のKO率を誇るストライカーだ。キプロス出身のUFCファイターとしては2人目(現役では唯一)で、名門ロンゴ・ワイドマン(LAW MMA)で練習する元伝統派空手王者を前に、風間はいかに戦うか。 オクタゴン初白星を目指して戦う風間に意気込みを聞いた(U-NEXT公式インタビュー) ◆綺麗には戦えない。汚くても得意な部分に持っていく ──いよいよファイトウィークです。ラスベガス入りしてから調整で体を動かしたりはしましたか? 調子はいかがでしょうか。 「はい。(現地時間の月曜に)到着してから、すぐに動いてきました。すごく順調です。正直、身体の疲れとかも感じていないですし、減量も順調なので気持ち的にも良くて。今は気分が楽です」 ──前回のデビュー戦からほぼ1年が経ちました。試合で負った怪我の治療などもあり、なかなかすぐに復帰戦とは行かなかったと思うのですが、今回の2戦目を迎えるまでの時間を振り返って今どのような心境ですか? 「自分自身としても“もう1年か……!”というくらい、すごく短く感じました。たぶんその間に過ごした時間が、すごく濃厚だったからなのだと思います」 ──濃厚だったというのは練習が充実していたということでしょうか? 「やっぱり“海外で試合をする”っていう部分に関して、海外での戦い方であったり、自分の弱点についてを改めて見直して、イチからやってきた感じです」 ──そのための練習環境についてはいかがですか? 取り組みであったり、たとえば出稽古を増やしたりとか、変化を取り入れたのでしょうか。 「出稽古はそんなに多い方ではなくて、自分のジム(和術慧舟會HEARTS)でマンツーでやったりしてきましたね」 ──今年の春には同じUFCという舞台で活躍しているフライ級の平良達郎選手の練習パートナーとして沖縄のTHE BLACKBELT JAPANで合宿を張っていました。その経験は刺激になりましたか? 「もちろんです! やっぱり今UFCで戦っている日本人選手のトップを走っているのは平良くんだし、練習を一緒にさせてもらったりするのもそうですが、彼が練習する姿を見て、それを体感するという経験も含めて、いろんな刺激を受けていました」 ──技術交換をするというような感じだったのですか。 「そうですね、平良くんは、自分が疑問に思ったことを聞くと素直に教えてくれるので。それを自分のものにできるように取り組んできました」 ──カルペディエム三田などで風間選手が柔術の指導をしている様子も拝見したのですが、教えることで得るものもありますか? 「セミナーのような感じでやらせてもらっているのですが、そこで参加者の方から質問を受けたりしますが、そのときに改めて考えると自分でも分かっていないところがあったりします。だから、ああいう(指導の)機会というのは自分にとってもありがたいことだと思っています」 ──そうやって色々な人とさまざまな形で触れて吸収して、進化してきたという実感を今は持っているという感じですか? 「はい、そうですね」 ──今回の対戦相手、ハラランボス・グレゴリウ選手の印象を教えてください。 「上体がデカいというのがあって、フィジカル的な部分がすごく強いという印象です」 ──ハラランボス選手は伝統派空手(松濤館)がバックボーンですが、相手の打撃についてはいかがですか。 「空手をやっていたということは、あまり意識していません。HEARTSでもそういう話をしたのですが、空手自体が日本のものだから、そういう競技において海外でタイトルを獲ってきたということは特に気にせずにやっていこうと思って。それよりも、こちらとしては自分がやりたいことをやるという感じです」
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