人気を見れば当然でもK-POPアイドルの「紅白」大量出場に視聴者が敏感なワケ
K-POP勢は計6組
大みそかに放送されるNHK「紅白歌合戦」で出場歌手が歌う曲目が発表された。出場歌手をめぐっては「知らない人ばかり」「誰だか分からない」「歌合戦という構成自体が時代遅れ」などの声が上がっているが、批判的な見解として目立つのはやはりK-POPアイドルグループの多数出演だろう。 【写真】「みんな大優勝」「かわいー」…衝撃のデビューを果たした11人組グループ ***
「今年は紅組にILLIT(アイリット)、TWICE、LE SSERAFIM、白組にTOMORROW X TOGETHERという計4組のK-POPグループが出演。韓国の芸能大手CJENMが吉本興業と組んで日本でプロデュースしたME:I(ミーアイ)とJO1を入れると計6組です。 昨年2023年の紅白ではSEVENTEEN、MISAMO、Stray Kids、LE SSERAFIM、NewJeansの5組、CJと吉本系のJO1、JYP所属のNiziUを入れると計7組となり、さすがに『韓国系アイドルが多すぎる』という指摘が飛び交いました」(テレビ局芸能デスク) 昨年に続いてKing & Prince 、Snow Man、timelesz、SixTONES、なにわ男子らを擁するSTARTO ENTERTAINMENT 社のタレントが1組も出場しないことで、その穴を埋めるためにK-POPグループに声がかかったとの見方があるが、実際のところはどうなのか。 紅白歌合戦を分析している音楽ライターがこう指摘する。 「昨年は確かにK-POPグループの出場が目立ちました。ただ、SEVENTEEN、MISAMO(TWICE)、Stray Kids、LE SSERAFIM、NewJeansはグローバルな人気を誇っています。特にStray Kidsは新アルバム『HOP』が12月28日付の米ビルボード 200で1位となり初チャートインから6作連続で1位となる大記録を達成しました。こんなアーティストは日本には誰もいません。 NHK総合が土曜夜に放送している音楽番組『Venue101(ベニュー ワン・オー・ワン)』にも毎週のようにK-POPアイドルが出演しています。欧米やアジアで人気を誇るK-POPアイドルの出演は、海外向け放送であるNHKワールドの視聴者数を増やすため、という見方もあります」