【葉牡丹賞】ヴィンセンシオ出世レース突破だ 近親にG1馬エピファネイアなど奥深い血統 前走から成長見せ2連勝へいざ
「葉牡丹賞」(30日、中山) 良血馬が2連勝を狙う。リアルスティール産駒のヴィンセンシオは、祖母が05年に日米オークスを制したシーザリオで、近親にはG1馬エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアの兄弟がいる奥深い血統だ。小西助手は「いい馬ですよ」と素質の高さを買っている。 8月に新潟内回り芝2000メートルの新馬戦をV。直線で2着馬にいったんはかわされながらも、ゴール前で差し返す根性を見せた。「勝ち切ってくれたのは大きかったです」と同助手。まだ良化の余地を残している段階ながら結果を残した。2戦目を迎え、「しっかりしてきて、前走からの成長を感じます」と上積みを強調する。 16年にこのレースを制したレイデオロは、翌年にダービーで世代の頂点に立った。「試金石になりますね」と同助手は力を込める。ここで存在感を示し、大きなステージに向かって突き進む。