Web通帳を見たら1ヶ月以上前に覚えのない金額が引かれていました。クレカの不正被害に遭ったかもしれませんが、届け出は間に合いますか?
買い物や食事、ネットショッピングなど、クレジットカードを日常的に利用する人も多いのではないでしょうか。現金を持たずにスマートに支払いが完了し、ポイントも貯まるので有効活用すれば節約効果も期待できます。 その一方で、現金払いと異なり不正利用の被害に遭うリスクも高く、日頃から注意して利用しなければなりません。一定の条件を満たせば損害を補償してもらえますが、手続きなどに手間がかかります。 そこで本記事では、クレジットカードの不正利用について解説します。具体的な手口をはじめ、不正利用の被害に遭った際に損害を補償してもらうための条件や手続きをまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
クレジットカード不正利用の具体的な手口
クレジットカードの不正利用の手口は、一つではなく複数あります。具体的な手口は以下のとおりですが、クレジットカードの請求を確認して初めて不正利用の被害に遭ったことに気付くケースも珍しくありません。 【フィッシング詐欺】 クレジットカード会社や通販サイトなどを装い、EメールやSMSに「詳細はこちらから」「登録情報に間違いがある」などのメッセージを送って偽のサイトに誘導する手口です。誘導先のサイトからクレジットカード情報を盗まれ、悪用されます。 【スキミング】 スキマーと呼ばれる特殊端末を使用し、クレジットカードの磁気データを読み取り、その情報を使用して偽造カードを作成する手口です。 【ネットショッピング詐欺】 架空のネットショッピングサイトにて、架空の商品を販売する手口です。クレジットカード情報を盗み取られるだけでなく、購入した商品も届きません。 【なりすまし】 クレジットカード情報をフィッシングやスキミングなどで不正に取得し、その所有者本人になりすましてカード決済を行う手口です。 ■不正利用を確認する方法 クレジットカードの利用明細書や通帳などを確認し、見覚えのない請求がある、金額が引かれている場合、まず以下の方法で不正利用をされているのが間違いないか確認してみてください。実は、不正利用ではなく、自分の勘違いだったり、家族の利用だったりすることがあるからです。 【利用明細の内容を再確認する】 利用明細の日付やどこで使ったものか、金額を再確認してみましょう。クレジットカード会社が請求手続きを行う都合上、利用明細の日付とクレジットカード使用日が異なる場合があるからです。 【家族が使用しているか確認する】 クレジットカードを使用したのが自分ではなく、家族である場合があります。特に、家族カードを発行していれば、請求先は家族個人ではなく本会員となるため確認が必要です。 【利用店舗名が運営元の場合がある】 クレジットカードの請求先名が、必ずしも購入した店舗名であるとはかぎりません。店舗を運営する企業名で請求する場合があります。運営する企業名を確認したいときは、公式サイトの会社概要などにアクセスしてみてください。
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