スルッとむける【スゴ技】「ああっ気持ちいい!!しゅるしゅる…」ブドウやモモ、カブやクルミの皮も…10年に及ぶ研究で特許を取得、加工農家の救世主になるか…面倒な果物の皮を簡単にむく技術
果物の栽培が盛んな長野県では果物の加工も盛んですが、手間のかかる作業が多いんです。 「果物の皮むき」もその一つですが、むきにくいグレープフルーツやレモンが「ある技術」を使うときれいにむけるんです。 【写真を見る】スルッとむける【スゴ技】「ああっ気持ちいい!!しゅるしゅる…」ブドウやモモ、カブやクルミの皮も…10年に及ぶ研究で特許を取得、加工農家の救世主になるか…面倒な果物の皮を簡単にむく技術 実はこの技術、かんきつ類では確立されていたのですが、須坂市の研究者がこの技術を信州産の農産物にも使えるようにと研究を重ね、ほかの果物や野菜の皮を簡単に、しかもきれいにむく方法を発見し、今年特許を取得しました。 「するっ」とむける秘密に迫ります。 須坂市にある長野県農村工業研究所。 農産物の加工などを研究するJAグループの施設です。 こちらで皮がするっとむける技術の研究が行われています。 「おはようございます。ここで果物の皮を簡単にむける研究を…」 取り組んでいるのは、上席研究員の滝沢潤(たきざわ・じゅん)さん。 皮をするっとむくために使われる装置がこちら。 ガラスの容器の中に、茶褐色の液体が入っています。 中澤アナウンサーと滝沢さん: 「この機械で簡単にむけるんですか?」 「きれいに、赤ちゃんでも」 というわけで、グレープフルーツやレモンなど、皮がむきにくい果物で実験開始! まずは手でむいてみますが、いずれも皮がむきにくい上に軟らかいので果肉がつぶれてしまいます。 次は「研究所の装置」を使います! どんな仕組みで、皮がむきやすくなるのでしょうか? 中澤アナウンサーと滝沢さん: 「液体に秘密がありそうですね?」 「この中には酵素が溶かしてあるんです」 まずは下準備。 果物の両端を少し切って、白い「わた」の部分が見えるようにしたあと… 表面に浅く切り込みを入れます。 レモンとオレンジも同じように酵素液の中へ。 「おもり」を載せたら準備完了です。 中澤アナウンサーと滝沢さん: 「中澤さんスイッチを…」 「結構空気が入っているんですね」 「これは真空ポンプ。真空にして果実の空気を抜きます」 およそ2分後に真空ポンプを止めると、果実の空気が抜けた部分に酵素液が浸み込んだことで比重が重くなり、果実が沈んでいきます。 もう一度真空状態にしてさらに2分。 「わた」の部分に酵素液がしっかり浸み込んでいます。
【関連記事】
- 「こんな国に産んでごめんね…」「こんな腐った世の中を見せずにすんで良かった…」ともに我が子を事故で亡くした母親が残した言葉…親が調べて検察を動かし中3死亡事故は最高裁の判断へ、変わらない交通事故初動捜査の問題点
- 「極刑にしてほしい…」涙で声を震わせ妻の母親が証言「娘の苦しさを味わわせたい…」【現職県議の妻殺害事件】「本当に辛かった…なんでこんなことに、頭が真っ白に」娘を失った母が怒りの訴え
- 「子どもの数が増えて…」人口が増え続ける村…40年で人口が何と1.6倍に!給食センター新たに建設、保育園増改築…それにしてもナゼ増えている…?取材して分かった納得の理由
- 県幹部など招き「マツタケ狩り」過去には国会議員も参加…「ビニール袋に入れて持って帰ってもらった時も…」規格外品はお土産に、30年来にわたって村有林で…今後の実施は見送り
- 「結婚するつもりだよ、幸せにする自信がある…」SNSやり取り公開「結婚を迫られた…」元交際相手が証言「話を聞いてくれないとストーカーになりそうだ…」と一方的に…【現職県議の妻殺害事件】