J1とJ2クラブ必見!? J3からステップアップ濃厚な最強の10人。今季印象的な活躍を見せたのは?
MF:横山夢樹(よこやま・ゆめき)
所属クラブ:FC今治 生年月日:2005年9月23日(19歳) 今季リーグ戦成績:26試合6得点4アシスト 横浜FCなどで活躍した横山博敏氏を父に持ち、実兄は現在バーミンガム・シティでプレーする横山歩夢。サッカー一家に生まれた横山夢樹は帝京高校出身で、2023年3月に翌年からのFC今治内定が決まった。 昨季は同クラブの特別指定選手に認定されたが、出場機会はなし。今年3月3日に行われたツエーゲン金沢との第2節でJリーグデビューを果たした。 また、今年3月16日に行われたJ3第4節のY.S.C.C.横浜戦でJリーグ初先発となると、15分に左サイドの果敢な突破からインスウィングのシュートでゴールを陥れた。これが横山にとってJリーグ初ゴールとなり、さらに2・3月度のJ3月間ベストゴールに選出。プロ初先発で衝撃のゴールを決め、今季序盤からそのポテンシャルの高さを見せつけた。 今季の前半戦は途中出場が多かったが、6月1日の第15節以降はスタメン出場が続いている。横山のストロングはテクニックに裏打ちされたドリブルだ。シュートのバリエーションも豊富で、チャンスメイクのみならず、自らもゴールを狙える。プロ1年目ながらここまで活躍できているのは不思議ではない。
MF:持井響太(もちい・きょうた)
所属クラブ:アスルクラロ沼津 生年月日:1999年1月20日(25歳) 今季リーグ戦成績:34試合5得点1アシスト 滝川第二高校出身の持井響太は1年と3年次に高校サッカー選手権に出場し、2016年大会で優秀選手に選出。高校卒業後は明治大学に進学し、2021年に東京ヴェルディへ加入となった。2021シーズンのJ2第8節、FC琉球戦でプロデビューを果たすが、プロ1年目は12試合の出場でノーゴールに終わった。 翌シーズンは期限付き移籍でSC相模原でプレーするも、ここでも13試合でノーゴール。なかなか結果を出せずにいたが、2023年のアスルクラロ沼津への期限付き移籍により状況は一変する。 それまでJリーグでゴールなしだった持井は、2023シーズンのJ3第2節、カターレ富山戦でJリーグ初ゴール。その後もコンスタントに結果を残し、最終的に沼津での1年目で7ゴール3アシストと躍動し、才能を開花させた。今季はここまで34試合の出場で5得点2アシストと昨季の成績まであと一歩に迫っている。 主にインサイドハーフでプレーする持井に求められるのはゴールにつながるプレーで、武器は推進力のあるドリブルだ。自らもゴールを決められる能力を持つが、主にチャンスメイクの部分で良さを発揮する。沼津はプレーオフ圏内の4位に位置しているが、チームと共にステップアップできるか注目だ。