J1とJ2クラブ必見!? J3からステップアップ濃厚な最強の10人。今季印象的な活躍を見せたのは?
MF:菊井悠介(きくい・ゆうすけ)
所属クラブ:松本山雅FC 生年月日:1999年9月17日(25歳) 今季リーグ戦成績:29試合5得点9アシスト 松本山雅FCに所属する菊井悠介はヴィッセル神戸のアカデミー出身である。大阪桐蔭高校では3年次に全国高校サッカー選手権に出場。高校卒業後は名門・流通経済大学に進学した。 2020年には流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎の選手として社会人リーグの関東サッカーリーグ1部で6得点をマーク。得点王に輝き、ベストイレブンにも選出されている。 大学時代から注目されていた菊井は2022年に松本へ加入。J3での1年目は32試合に出場し、2ゴールを記録。2年目は34試合で6ゴール10アシストを記録した。そして、背番号を10に変更して臨んだ3年目の今季はここまで29試合に出場し、5得点9アシストとキャリアハイにあと一歩のところまで迫っている。 松本では主にシャドーの位置でプレーする菊井は、並外れたテクニックを持つ。あらゆる所に顔を出し、ゲームを支配して攻撃のスイッチを入れることができる。運動量も豊富で、最前線にも顔を出し、ペナルティエリア内に侵入されると非常に怖い選手だ。松本の昇格への鍵を握るのはこの男かもしれない。
FW:オリオラ・サンデー(おりおら・さんでー)
所属クラブ:大宮アルディージャ(RB大宮アルディージャ) 生年月日:2003年4月18日(21歳) 今季リーグ戦成績:19試合2得点2アシスト(ヴァンラーレ八戸)、13試合4得点1アシスト(大宮アルディージャ) ナイジェリア出身のオリオラ・サンデーはJ3では規格外のFWだ。この21歳は、徳島ヴォルティスからの完全移籍で今季途中から大宮アルディージャでプレーしているが、すぐに主力に定着。前半戦はヴァンラーレ八戸でプレーしており、ここまで計32試合で6得点3アシストを記録している。 2019年に福知山成美高等学校国際コースの留学生として来日し、2022年に徳島ヴォルティスへ加入。しかし、徳島での1年半でJリーグでの出場はわずか7試合。2023年夏に八戸へ期限付き移籍となった。その後、J3で着実に成長していき、今季からプレーする大宮ではその真価を発揮している。 J3屈指の選手が揃う大宮では、ゴールに絡むプレーが増え、周りとの連係を活かしつつ、自らもゴールを狙えるようになってきた。強靭なフィジカルは最大の武器であり、ポストプレーで攻撃にリズムをもたらす。 それに加え、決定力もあり、自ら運んでゴールを陥れることもできる。来季はJ2でプレーする大宮だが、サンデーはJ1でも通用するポテンシャルを持っている。