オリックス・西川龍馬、1億8000万円増の3億円で更改 「ホームランテラスを」“ラッキーゾーン”設置を球団に提案
オリックスの西川龍馬外野手(29)は22日、大阪市の球団施設で契約更改交渉に臨み、今季1億2000万円から1億8000万円アップの年俸3億円(金額は推定)で来季の契約を結んだ。広島からフリーエージェント(FA)移籍した際、4年契約を結んでいる。 移籍1年目の今年は、自己最多タイの138試合に出場して519打数134安打と自己ワーストの打率2割5分8厘、7本塁打、46打点だった。昨年は広島で打率3割5厘、9本塁打、56打点をマークしており、初めてのパ・リーグで成績を落とした。 「自分で思っていたのと(シーズンが)終わってみて数字がだいぶん誤差があったので、あんまり良いシーズンではなかったですね。個人としても、チームとしても。大きなケガもなく、シーズンは完走できた。もちろん数字が物足りないのは自分でも分かってますので、来年しっかりやりますと(球団に)伝えました」 広島で8年プレーしており、セ・パの野球の違いへの戸惑い、移動距離など不慣れな部分もプレーに影響したようだ。西川も「思ってる以上に違った」と語る。また、FA交渉の際に年俸など条件は詰めてあるためか、この席上では大きな要望も訴えたと明かした。 「(ホームラン)テラスをつくってください、と。他球団みてて、守ってても(広さが)違いますし。(打っても?)はい」と西川。ソフトバンクの本拠みずほペイペイドームのホームランテラス、ロッテの本拠ZOZOマリンのように打者有利となる”ラッキーゾーン”の設置を提案したというのだ。 西川は「たぶん無理と思いますけど」と苦笑したのは、投手側から異を唱える声が出ることは容易に想像できるからか。それでも、提案を受けたからには球団も検討せざるを得ないかも。
中日スポーツ