不動産投資は初期費用が高くてムリという人に朗報!少額から不動産投資ができる「J-REIT」「クラウドファンディング」という選択肢【不動産鑑定士が解説】
不動産投資信託ならリスクを分散できる
鈴木:不動産投資信託だと、どんな不動産に投資することになるんですか? 浅井:投資家から集めた資金は、複数の不動産に分散投資されます。投資対象の不動産用途によって、主に単一用途型と複数用途型があります。どちらを選んでも、複数の不動産に分散して投資することができます。 山田:少額で複数の不動産に投資できるというのは、魅力的ですね。 浅井:J-REITを選ぶときは、投資している不動産の種類に注目します。[図表2]にあるように、「オフィスビル」「住居」「ホテル」「商業施設」「物流施設」「ヘルスケア」と、主に6つの種類があるので、将来性があると思うものを選ぶとよいでしょう。 鈴木:不動産投資信託は、どうやって購入するんですか? 浅井:証券会社から購入します。まずは、証券会社の口座を開設することからはじめましょう。
1万円からOK! “不動産投資クラウドファンディング”
浅井:クラウドファンディングとして不動産に投資する方法もあります。最低投資金額は不動産によりますが、1万円くらいから購入することができます。不動産投資信託と同様に、投資家たちから資金を集めて、運用はプロが行います。 山田:不動産投資信託との違いはなんですか? 浅井:クラウドファンディングなので、募集期間があります。期間を過ぎると投資できず、資金が集まるまでは不動産の運用もはじまりません。また、運用期間中は基本的に投資資金を引き出すことはできません。 鈴木:不動産投資クラウドファンディングは、どのように購入するんですか? 浅井:販売・運用する専門の会社から購入します。基本的にスマホ1つで購入することができます。どんな不動産なのか、どんな運営会社なのかをきちんと確認して選びましょう。 イラスト ©長野美里 浅井佐知子 不動産鑑定士/不動産投資コンサルタント ※本記事は『0からわかる! 不動産投資超入門』(ソシム)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
浅井 佐知子