箱根駅伝の“超高速化”にOB驚愕「この時代じゃなくて良かった」 史上初の6区56分台が与えた衝撃
川内優輝ら続々反応「時代の流れを感じます」
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、神奈川・箱根町~東京・大手町の復路5区(109.6キロ)が行われ、2日の往路で優勝した青学大が10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を飾った。この中で、山下りとなる6区で飛び出した区間新記録に、箱根駅伝の経験があるランナーから次々に驚きの声が上がっている。 【画像】「初めて見た」 箱根駅伝で思わぬ光景が生まれた決定的瞬間 青学大は復路、箱根の山下りとなる6区(20.8キロ)に、昨年もこの区間で好走した野村昭夢(4年)を起用した。2位の中大に1分47秒差で芦ノ湖をスタートすると快調なペースで駆け抜け、56分47秒の区間新記録でたすきをつないだ。過去の記録は、2020年に舘沢亨次(東海大)がマークした57分17秒で、史上初の56分台だった。 これに驚いたのが、この区間を走ったことのあるランナーたちだ。愛知製鋼の秋山清仁は、日体大に在学していた2016、17年に、2年連続で当時の区間記録(58分9秒、58分1秒)を残しているが、自身のXに「この時代に学生じゃなくて良かったと思ってしまうほどに恐ろしい高速化……」と「#箱根駅伝 #6区 #山下り」とのハッシュタグをつけて投稿した。 また学習院大時代に、関東学生連合の一員としてこの区間を走っている川内優輝も自身のXに「6区の56分台には驚きました。16年前の私の記録だと区間13位。そもそも21チーム中、19チームが60分切りは時代の流れを感じます」と投稿。先輩たちの言葉が、野村の残した記録の偉大さを際立たせている。
THE ANSWER編集部