いわく付き? 霊能者が語る、アンティーク家具の秘密
ニコルズによると、古い家具から異様な雰囲気や“霊の憑依”を感じ取る人がいる場合、それは一般的に“サイコメトリー”と呼ばれる現象を体験しているとのこと。サイコメトリーとは、以前その持ち物だった人のエネルギーを霊媒的に拾っている状態を指す。 中古品やアンティークは、持ち主の残したエネルギーを放出することがあり、それが“憑依”だと勘違いされることがある。しかし、幽霊とは微妙ながらも重要な違いがあると、彼女は指摘する。 「もしも霊感があることを自覚していない敏感な人がいて、ある椅子に座った途端、白いドレスを着てタバコを吸っている1930年代の女性の幻覚やイメージ、体験が突然起こったとしたら、それは単にその人が霊媒的な体験をしているだけ。つまりそのアイテムのエネルギーを受け取っているだけなのです」
気味が悪く感じるかもしれないけれど、「中古家具を買ったとしても、霊を呼び寄せたり家に連れてくることはありません。そもそも家具に魂や霊が宿ることはないからです」と、ニコルズは断言している。 「ただし、前の持ち主のエネルギーをあなたの家の空間に持ち込む可能性はあります。それは、あなたがどれくらい直感力に優れているか、あるいは敏感かどうか次第です」とも話している。 しかし心配しなくても大丈夫。たとえ敏感な人でも、お気に入りのアンティークショップで買い物をするのをやめる必要はない。彼女は「アンティークショップやリサイクルショップで品物を買っても、家に悪い影響を与えることはありません。むしろ家にさまざまなないいエネルギーを加えることができます」と、付け加える。
アンティークショップを眺める際には、直感や霊能力がなくても大丈夫。自分にとって一番心地よい家具やアイテムを選ぶようにしよう! 「私はアンティークショップでアートを探すのが大好きです。人々が作り出し、店に受け継がれてきたアート作品の背後にある喜びや感情を感じるのが好きなのですが、喜びが込められていると感じられる作品だけを選びます。ネガティブな感じがするものは買いません」と、ニコルズは話す。 ノザワも、アンティークやアート作品を買う際に、以前の持ち主のエネルギーに惹かれることがあると話す。 「自分が普段注目しないようなスタイルのものでさえ、惹かれるものやコレクションしたくなるものがあるんです。最近、手描きのフォークアート作品にハマったのもその一つです。デザインはたくさんあるけど、目移りしちゃうから、その作品が発するエネルギーが『こっちを見て!』って教えてくれるのを感じて、そのエネルギーに導かれるまま選んでいます」