THE YELLOW MONKEY、3年半ぶり“ビッグエッグ”ライブ 5万人が歌い踊る一夜限り極上ロック・ショー【ライブレポ】
ロックバンド・THE YELLOW MONKEYが、27日に東京ドームで『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”』を開催し、バンド史上過去最多動員となる5万人の観客を集めて、一夜限りの極上のロック・ショーを繰り広げた。 【ライブ写真多数】『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”』 2019年の結成30周年記念日、THE YELLOW MONKEYキャリア初のドームツアーが愛知・ナゴヤドームで開幕し、翌20年2月11日の京セラドーム大阪に続き、4月4・5日の東京ドーム公演で完結するはずだったが、新型コロナウイルスの影響で東京ドーム2daysは延期を余儀なくされた。 十分なコロナ対策を取って同年11月、観客数1万9000人の制限がある中で東京ドーム公演『THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary LIVE -DOME SPECIAL-』を開催。歓声の代わりに、ファンが個々に録音した歓声を集めて会場で響かせる「Sing Loud!」企画も大きな話題を呼んだ。 そして、今回が約3年半ぶりとなる東京ドーム。ファンにとって待望なのはもちろん、初期の喉頭がん根治を公表したボーカルの吉井和哉にとっては、2022年1月14日のソロ公演以来、2年3ヶ月ぶりの復帰ステージとなった。 午後6時半、大型ビジョンのカウントダウンがゼロになった瞬間にライブがスタート。EMMAこと菊地英昭(Gt)、HEESEYこと廣瀬洋一(Ba)、ANNIEこと菊地英二(Dr)、そして吉井の「平均年齢58歳」の4人は、相変わらずの抜群のスタイル&長髪が似合う衣装をまとい、「今日は遠慮なくたくさん大きな声で騒ごうぜ!」と観客を煽ったところで、1曲目の「バラ色の日々」が鳴り響き、5万人が大合唱した。 ライブタイトルにもなっている新曲「SHINE ONE」に続き、「ヒット曲はそんなにありませんけど、代表曲のオンパレードです!」と吉井が宣言したように、この日は観客の「聴きたい!」という思いを存分に満たすセットリストを用意。「Tactics」では吉井と観客の「Ah,Yeah」のおなじみのやり取りが繰り広げられた。