THE YELLOW MONKEY、3年半ぶり“ビッグエッグ”ライブ 5万人が歌い踊る一夜限り極上ロック・ショー【ライブレポ】
観客の地鳴りのような拍手を受けて再びステージに姿を表すと、1993年リリースの2ndシングル「アバンギャルドで行こうよ」をパフォーマンス。30年以上経っても、色褪せるどころかカラフルになっている“踊れるロック”に続いて鳴り響いたのは、2016年に再集結してからの初楽曲「ALRIGHT」。東京ドームのどこにいても体の奥まで伝わってくる極上ロックを全身に浴びた5万人の「ALRIGHT!」の大合唱は、この日のハイライトといえるだろう。 そして、イエモンのライブには欠かせない「悲しきASIAN BOY」を歌い終わった吉井は、「まだ完璧な声になってなくて、なんの保証もないまま東京ドームやっちゃって本当に申し訳ないんだけど、皆さんの歓声があるからできると思った」と5万人に感謝すると、この日一番の拍手がステージに送られる。4人と5万人の心が一つになった瞬間、菊地英二がシンバルを静かに叩き、誰もが待っていた「JAM」が東京ドームを包んだ。 演奏後に簡単なあいさつを終えてメンバーたちがステージから去ると、モニターには『Sparkle X』収録の「復活の日」を吉井が独唱する姿が映し出される。5万人の視線と耳を集めたビデオが終了すると、観客との別れを惜しむようにメンバーがステージにまたまた登場。吉井が「ようやくまたこれが言えるような気がしています。我がイエローモンキーは永久に不滅です!」と叫び、オーディエンスが歓声で応えると、この日のラスト曲「WELCOME TO MY DOGHOUSE」で極上のロック・ショーは終幕。5万人との記念撮影を終えて、ステージから去る直前の吉井が「治ったら2デイズやるぞ!」約束した直後、菊地英二が3本の指を立てて「3デイズ」を予告した。 この日のライブ直後から、4人のアーティスト写真が新しいものに変わり、『Sparkle X』特設サイトやライブのセットリスト、さらに「ソナタの暗闇」のミュージックビデオが一気に公開された。 ●『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”』セットリスト (4月27日・東京ドーム) 01. バラ色の日々 02. SHINE ON 03. Romantist Taste 04. Tactics 05. 聖なる海とサンシャイン 06. BURN 07. ROCK STAR 08. 楽園 09. SPARK 10. ソナタの暗闇 11. 天道虫 12. 太陽が燃えている 13. 人生の終わり(FOR GRANDMOTHER) 14. SUCK OF LIFE 15. LOVE LOVE SHOW 16. ホテルニュートリノ 17. アバンギャルドで行こうよ 18. ALRIGHT 19. 悲しきASIAN BOY 20. JAM 21. WELCOME TO MY DOGHOUSE