定年し「再就職」を希望している65歳です。ハローワークで仕事が見つからず苦戦。ほかにどこで探せばよいでしょうか?
65歳を迎えて、定年退職した人のなかには、再就職を目指している人がいるかもしれません。しかし、ハローワークで仕事が見つからず、ほかに探す方法がないか気になる人もいるでしょう。 今回は定年退職後に、ハローワーク以外で再就職先を探す方法を3つご紹介します。 ▼65歳から70歳まで「月8万円」をアルバイトで稼ぐと、年金はどれだけ増える?
定年退職後にハローワーク以外で再就職先を探す方法
ハローワークで応募できる仕事が見つからないのであれば、以下3つの方法を用いて再就職先を探してみましょう。 ・シルバー人材センター ・民間の人材紹介会社 ・地域の社会福祉協議会 それぞれの特徴やどのような仕事を紹介しているのかについて、詳しく解説します。 ■シルバー人材センター シルバー人材センターは「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」により指定された団体としてサービスを提供しています。おもに、高齢者が働くことを通して社会参加し、自身の生きがいの充実や健康の推進を図り、活力ある地域社会づくりに貢献することを目標としています。 シルバー人材センターで募集している仕事は、以下のようなものがあります。 ・屋内外での一般作業の仕事 ・福祉・家事サービスの仕事 ・マンション管理の仕事 ・技能を必要とする仕事 ・専門技術を必要とする仕事 ・各事業所での仕事 各分野の詳細な仕事内容については、シルバー人材センターで確認できます。就業を希望する場合は、お近くのシルバー人材センターへ問い合わせてみてください。 ■民間の人材紹介会社 民間の人材紹介会社を利用するのも、定年退職後に再就職を目指す場合の方法です。利用する会社によっては、顧問や管理職などの募集もあるといわれています。 民間の人材紹介会社を利用する場合、どのようなスキル・経験を持ち合わせているのかが重要です。逆にいうと、ニーズが合致しなければ、紹介自体を受けられません。 もし、民間の人材紹介会社を利用するのであれば、会社任せにするのではなく、どのような職種・業務内容を希望するのかをしっかりと伝えるようにしましょう。また、高齢者専門の人材紹介会社もあるようなので、そちらを利用するのも選択肢のひとつです。 ■地域の社会福祉協議会 社会福祉法人全国社会福祉協議会によれば、社会福祉協議会とは「福祉のまちづくり」の実現を目指してさまざまな活動を行っている団体のことです。おもな活動として、以下のような例が挙げられます。 ・各種福祉サービスや相談活動 ・ボランティアや市民活動の支援 ・共同募金運動への協力 社会福祉協議会は、市区町村や都道府県単位で展開されている団体です。都道府県社会福祉協議会の連合会として設置されている全国社会福祉協議会では、アジア各国の社会福祉への支援など福祉分野の国際交流も実施しているようです。 なお、ある社会福祉協議会では、以下のような条件で求人が掲載されていました。 ・雇用形態:臨時職員 ・給与:時給1220円 ・勤務時間:週4日・平日9:00~16:45(休憩45分) ・休日:土日祝+他平日(希望曜日) 募集の有無や条件は、それぞれ異なるようなので、近くに社会福祉協議会があり、勤務を希望する場合は、一度問い合わせてみましょう。
定年退職後に再就職を目指す方法はおもに3つある
定年退職をした65歳の人が、ハローワークで再就職につながらないのであれば、シルバー人材センターや民間の人材紹介会社などを活用して、再就職先を探してみるとよいでしょう。さまざまな仕事を取り扱っているため、自分に合った仕事が見つかるかもしれません。 ただし、1つの方法に絞り込んでいては、なかなか再就職につながらない可能性も考えられます。そのため、できるだけ複数の方法を利用して、自分に合った仕事を見つけましょう。 出典 社会福祉法人全国社会福祉協議会 職員採用案内 全国社会福祉協議会とは 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部