日本モンキーセンターのサルはなぜ「たき火」を恐れない? サルが暖を取る光景が話題に
たき火のない時は「サル団子」
では、同園でのたき火のないときはどうしているのか。柵で囲まれた広い放飼場(運動場)の中には、小さな四阿(あずまや)以外に寒さをしのぐ場所は設けられていない。 同園の加藤氏によると「本来、野生のサルが屋根の下で眠ることはなく、ここのサルたちも屋根を嫌って夜空の下で過ごすことが少なくありません。一カ所で身を寄せ合って“サル団子”を作り、暖を取ります。血縁関係のあるサルや、オス同士でサル団子になることがほとんどです」と話す。 「大寒」を迎え寒さは厳しくなる一方だが、家族で身を寄せ合う「ぽっかぽか」な光景に、多くの来園者も心があたたかくなりそうだ。 同気象台によると、全国的に冬型の気圧配置となっているが、20日の東海地方はそれが緩み、西から次第に高気圧に覆われる見込みで概ね晴れるという。ただ、空気が乾燥しており火の取り扱いへの注意を呼びかけている。 (編集プロダクションエディマート)