1.4でIWGP GLOBALヘビー級王者となった辻陽太、曲者ペリーを退け初防衛「これがAEWの若手か?」
カウンターのジーンブラスターで辻が初防衛に成功
1月5日、東京ドームにて新日本プロレスがアメリカの巨大団体・AEWとの対抗戦の様相を呈した「WRESTLE DYNASTY」を開催。第8試合では、前日1.4東京ドーム大会で第4代IWGP GLOBALヘビー級王者となった辻陽太が、昨年末にアメリカ・ボストンで急襲を受けたジャック・ペリーを挑戦者に迎えた初防衛戦。ペリーはAEWでオカダ・カズチカと同じユニット“ジ・エリート”に所属していることから、辻にとっても油断できない相手だ。 【写真】「紬ちゃんが可愛い」…両国国技館でプロレスを観戦するテレ朝アナの姿 序盤戦、ペースを握ったのはペリー。場外を巧みに使いながら、辻の体力を奪っていく。しかし辻も、徐々に細かい技を繰り出しペースを変えにかかり、コーナースプラッシュからマーロウクラッシュを狙う。このタイミングをうかがっていたペリーはすぐにペースチェンジに成功、辻の思うような展開を作らせない。 耐え続けた辻は、コーナーの攻防を制しスパニッシュフライを発射。そして一気にジーンブラスターを狙うも、カウンターのグラスジョー(飛び膝蹴り)を合わせるような形に。その後は打撃の打ち合いとなるも、一瞬のスキを突いたペリーが飛びつきDDT。そしてレフェリーのブラインドをついてローブロー、東京ドームは大ブーイングに包まれる。しかしロープワークをうまくいなした辻は、カウンターのジーンブラスターを発射し、見事初防衛に成功した(13分15秒、片エビ固め)。
試合後、バックステージで辻は「AEWよ、これがAEWの若手か? オカダ・カズチカ、アイツを俺に送り込んできた理由はなんだ? AEW、アイツを送り込んできた理由はなんだ? まぁ理由はどうあれ、最初の防衛戦は危なげなく勝っただろう。前にも言ったように、俺がこのベルトを獲った暁には、このベルトを使って俺がやりたいことをやっていくつもりだ。現状でも闘いたいヤツが何人かいる。さぁ、このベルトを使って、何をしようかな?」とコメント。 一方のペリーは、インタビューブースに座り、ペットボトルの水を飲んで、さらに頭から水を浴びそのペットボトルを投げ捨てると、インタビュー席のテーブルを蹴飛ばすなど大荒れ。去り際にFワードを叫んで控室へ消えた。
橋場了吾