【RIZIN】梅野源治 大雅とのMMAデビュー対決制す「ムエタイの強さを見せたい。認知度を上げたい」
大みそかの総合格闘技イベント「RIZIN.49」(さいたまスーパーアリーナ)で、元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者の〝YAVAYだろ〟こと梅野源治(36)が、元K―1スーパーフェザー級&元RISE同級王者の大雅(28)に判定3―0で勝利した。 共に総合格闘技(MMA)戦デビューの2人の一戦。1ラウンド(R)はスタンドの攻防から大雅がテークダウンを狙う展開となり、3度目のタックルでテークダウンに成功。だが、梅野も倒されながら相手の腰を両足で挟んでクローズドガードにとらえ、下からギロチンチョークを狙う。大雅は必死にディフェンスして首を抜いた。 2Rは一転、梅野がタックルでテークダウンに成功する。サイドからコントロールし、立ち上がろうとする大雅の首をとって転ばせ、そのままマウントを奪取。ギリギリでかわされたが、上から〝爆ヒジ〟を振り下ろし会場を沸かせた。 最終3Rはスタンドの攻防になったが、残り約1分で首相撲に持ち込んだ梅野がテークダウン。マウントポジションを嫌がった大雅が背中を見せたところでバックポジションを取り、リアネイキッドチョークを狙いながらヒジを放ったところで、試合終了のゴングが鳴らされた。 結果は判定に委ねられ、3―0で梅野が勝利。インタビュースペースで梅野は「MMA初戦、まずは勝利することができて素直にうれしいです。最高の年越しができるんじゃないかと。いやー、よかった」と安どの表情を見せる。勝因を「ムエタイをずっとやっていたので、組む力とかは僕の方が上だったんじゃないかなって」と振り返った。 今後に向けて「MMAに挑戦して自分の競技、ムエタイの強さを少しでも見せたい。ムエタイの認知度を上げたいです」と宣言だ。その思いを「僕がムエタイの試合をしたところで今の認知度は上がらないと思うので、今度は僕がムエタイの技術を使って活躍することで少しでも還元できるんじゃないかと思うので、いろんなことにチャレンジしたいです」と語った。
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