平岡アンディ9回TKO勝ち 次戦で世界挑戦「やっとこのステージに来られたかな」24戦全勝19KO
「ボクシング・WBA世界スーパーライト級挑戦者決定戦」(3日、有明アリーナ) 同級6位の平岡アンディ(28)=大橋=が、暫定王者のイスマエル・バロッソ(41)=ベネズエラ=に9回2分58秒、TKO勝ちした。 序盤から距離を保ち、要所で的確にパンチをヒット。自分のペースで試合を進めると、6回に右フックの相打ちで最初のダウンを奪った。8回には相手のパンチで右目下をカットしたが、流れは渡さず。9回は後半に左からの連打で再びダウンを奪うと、立ち上がって来た相手に左のショートからのラッシュで膝をつかせて勝負を決めた。 通算成績を24戦全勝19KOとし、これで10連続KO勝利。世界への挑戦権を手中にし「とてもホッとしています。パスしなければいけないステップでプレッシャーもあったけど、おやじと大橋チームのみなさんと一緒に頑張って練習できたので、勝つのは確信していた。作戦通りに試合を進めることができた」と胸を張った。トレーナーの父・ジャスティスさんと積み上げてきたボクシングを問われて「ひと言で言うと最高です」と表現し、喜びがはじけた。 これで次戦は正規王者、ホセ・バレンズエラ(米国)に挑戦する。リング上のインタビューでは、英語で「バレンズエラ、待ってろよ」と宣戦布告。「やっとこのステージに来られたかなという感じ。この先にワクワクしています」と胸を躍らせた。