地域全体、光で彩る 津・美杉町太郎生地区、田や家屋にイルミネーション 三重
【津】三重県津市美杉町太郎生地区の国道368号沿いで、地域住民有志グループが設置するイルミネーションが輝いている。奈良県との境にある上太郎生では「KT21」(中川和雄代表、30人)が稲刈り後の田に、名張市との境の下太郎生では「飯垣内(はがいと)BBT」(田上三重子代表、15人)が地域全体に設置。東西の玄関口を彩っている。 KT21は平成13年から、約2千平方メートルにさまざまな高さの支柱から放射状に広がるツリーのほか、今年は特産のマコモや巳(み)年にちなんだヘビのイラストのパネルを設置しLED(発光ダイオード)球3万球で飾っている。令和7年1月末まで。
飯垣内BBTは一昨年から市の助成を受け同地域の沿道や家屋でイルミネーションを設置。3年目の今年はこれまでで最も多い約20軒が協力しており、高低差のある地形ならではの景観が楽しめる。同2月末まで。 田上代表(80)は「『見ると元気になる』と言われるとうれしい。年に1回のお祭りのようで地域の結束になっている」と話した。