0-3でモナコに完敗のフリックバルサ 指揮官は「敗北からすぐに学ばなければならない」
リーガ開幕を週末に控える
FCバルセロナは現地時間12日にクラブが主催するジョアン・ガンペール杯にてモナコと対戦。試合は0-3で完敗を喫し、シーズン開幕5日後に控える中、不安を抱えたままプレシーズンを終えることとなった。 試合は前半をスコアレスで折り返すと、50分、バルセロナのビルドアップをモナコのMFラミン・カマラが奪い、そのままゴールネットを揺らしてモナコが先制する。するとその7分後、バイタルエリアに侵入したMF南野拓実がスルーパスを供給。前で受けたFWブリール・エンボロがゴール左隅に決めて追加点。86分にはDFクリスティアン・マウィサに3点目を決められ試合はモナコの勝利。バルセロナは12年ぶりに同大会の優勝を逃すこととなった。 試合後、指揮官ハンジ・フリックは『Barca ONE』のインタビューに応じ、5日後に迫ったラ・リーガ開幕戦のバレンシア戦に向けて、この敗戦から迅速に学ばなければならないと語った。 フリックは「私たちはこの試合から学び、すべてを分析し、選手に見せ、土曜日のバレンシア戦でより良くしなければならない。1-0で終えることができたし、違う結果になってたかもしれない。私たちは通常のスピードや通常の組み合わせでプレイができなかった。たくさんのボールを失ったし、モナコは前半にますます良くなったので、後半に何かを変えたいと思ったが、それは個人的なミスだった。私はチームが今日よりもはるかに良いプレイができることを知っている。あと5日あるので、バレンシアとの試合に向けて準備を整えなければならない」と、今が負ける適切な時期であると述べ、開幕戦に向けて準備を進めていく考えを示した。 この試合ではアメリカのプレシーズンで戦ったメンバーが主体となって挑んだバルセロナ。好調なプレイを見せたプレシーズンマッチとは打って変わって不安が募った一戦となった。この敗戦からすぐに立ち直ることを期待したいところだ。
構成/ザ・ワールド編集部