元ヤクルト由規「やりきった」 埼玉で引退会見
プロ野球ヤクルトで通算32勝を挙げた独立リーグ、ルートインBCリーグ埼玉の由規投手兼任コーチ(34)=本名佐藤由規=が16日、埼玉県内で引退記者会見に臨んだ。引き際を考えていたところ、9月にヤクルトの主催試合で始球式を務め「神宮で始まり、神宮で終わるのが一番きれいかな」と引退を決断。会見では時折、感極まる場面もあったが「やりきった。悔いはない」とすっきりとした表情で語った。 2008年に宮城・仙台育英高から高校生ドラフト1巡目でヤクルトに入団。10年に161キロをマークするなど快速球投手として活躍したが、その後は故障に苦しみ、21年から独立リーグなどでプレーした。