肥後橋に立ち飲み店「あわだち」 泡の立つ酒に注力、週3で通う常連客も
立ち飲み居酒屋「あわだち」(大阪市西区京町堀1)が大阪・肥後橋にオープンして1カ月がたった。(船場経済新聞) 【写真】カリカリ梅入りのタルタルを添えた「しっとりささみのカツ」 店舗面積は10坪。11月2日にオープンした。店主の石川拓弥さんは福岡県出身で、実家が居酒屋を営んでいたという。大学卒業後はビール会社に入社。いつか居酒屋として独立したかったといい、7年勤務した後に退社。1年2カ月にわたり別の居酒屋で修業し、同店をオープンした。 店名は、シュワシュワと泡が立つ酒に力を入れていることが由来という。「ビール会社に勤めていたのでビール(490円)は丁寧に注いでいる」と石川さん。ジン(各700円)や焼酎(490円~)はソーダ割りに合う銘柄を入れているという。「焼酎はいもが中心。常時10種類そろえていて、瓶が空き次第入れ替えている」と話す。 料理は約40種類そろえる。週3で来る常連客もおり、飽きないようにメニューはどんどん入れ替えるという。「お薦めは『しっとりささみのカツ』(390円)。カリカリ梅の梅肉を刻んで入れたタルタルソースを添えていて、さっぱりと食べられる」と胸を張る。季節の野菜を入れた自家製の「さつま揚げ」(490円)も人気という。 客は近隣住人・会社員のほか近くのホテルに宿泊する外国人もいるという。「カウンター席が話しやすい形なのか、独りで来ても隣の人と盛り上がる人が多い。今後も地域の人に愛される店づくりができたら」と意欲を見せる。 営業時間は16時~23時30分。日曜定休。
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