「彼はバスケ界の魔法使いなのさ」。2000年代の名PGがアービングを絶賛「これまで見てきた中で最もスキルが備わった選手」<DUNKSHOOT>
また、アービングとウィリアムズは、ネッツの1試合最多得点記録でトップ2に入っているという共通点も持っている。 2012年3月4日のシャーロット・ボブキャッツ(現ホーネッツ)戦でウィリアムズが当時の球団記録となる57得点をマークすると、その10年後にアービングが記録を更新。 2022年3月15日のオーランド・マジック戦、アービングは8本の3ポイントを含むキャリアハイの60得点に6リバウンド、4アシスト、4スティールの大暴れを見せて球団レコードを塗り替えた。 アービングについては、キャブズ時代に共闘したレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)も、6月4日に公開されたポッドキャスト番組『Mind the Game』で絶賛。「バスケットボールのフロアで、カイリーにできないことなどない」、「カイリーを褒める言葉はいくつもあるが、多すぎて選べない。彼はNBAで最も才能溢れる選手だ」とべた褒めしていた。 パリオリンピックのアメリカ代表ロスターには昨季ファイナルMVPのジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス)とともに選出されなかったこともあり、ドワイト・ハワードが「ジェイレン・ブラウンとカイリーがチームUSAにいないなんておかしいだろ」とX(旧Twitter)へ投稿するほど、アービングに対するリーグ内での評価は高い。 自由自在にボールを操り、アウトサイドから高精度のジャンパーを決め切ることができるアービングは、ゴール周辺でも絶妙な回転をかけたレイアップや巧みなフローターを左右両手から繰り出すことができる。現役・OBを問わず、彼の能力には目を見張るものがあるのだろう。 文●秋山裕之(フリーライター)
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