「夫にはもう何も話したくない」無意識のうちにやっている? 夫婦関係を一発で壊す“NG行動”
全否定は人のやる気を奪う悪行
「結局それぐらいの気持ちだったんだろうし、その仕事をしなくて良かったんじゃないの?」という意見があるかもしれません。 「キツいことを言われても何クソと思って頑張れ」という老害ワードってあるじゃないですか。 これって、「俺(私)は言い方を変えるつもりはないし、感情任せでぶつけるけど、君はめげずに頑張ってね」という意味なんですよ。 キツいことを言われても頑張れる人は、元々がそういう気質であり性質です。 つまり、負けん気が強くて、追い込まれると力を発揮するタイプということです。 しかし、このような気質や性質がない人は、たとえ本当にやりたいことであっても、相手の言い方次第でやる気をなくすことが非常によくあります。 それが全否定だったらなおさらなんですよね。 ちなみに僕がやってみたかった仕事というのはWEBデザイナーで、学歴もその技術もまったくなかったので、今思うとこの女性が全否定するのも無理はなかったと思います。 しかし、全否定された側の人が抱える気持ちはこれなんですよ。 「もっと言い方あるでしょ」 「話ぐらい最後まで聞いてよ」 「味方してくれると思ったのに」 一番理解してほしい人に理解してもらえないのって、ものすごく悲しいことです。 とくに、勇気を出して言ったことを全否定されるのは、筆舌に尽くしがたいものがあります。 なので、夫婦関係を上手くいかせたいなら、「絶対無理」「絶対できない」という全否定言葉は、禁句にした方がいいんですよね。
パートナーを全否定する人は、普段からほかの人にも否定言葉を発している
基本的に、パートナーに対して全否定をする人のほとんどが、普段からほかの人に対しても否定言葉を使ったり、マウントを取ったりしています。 たとえば会話中に、「でもそれってさ~」「いやそれはさ~」というように否定から入る。 せっかく楽しい話をしているときに、わざわざ水を差すようなことを言う。 しかも、何かにつけて文句が多い。 良いことがあったり何かが成功した人に対し、自分の方がすごいと言わんばかりにマウントを取る、というように。 なぜマウントを取るのかと言うと、人に否定的な発言をすることが多い人間は、相手より自分の方が上じゃないと気がすまないからです。 露骨にこれらのことをしない人は、表面上は善人を装っているけど、裏では仲間内で、人の陰口や文句話に花を咲かせているということもよくあります。 否定発言をよくする人たちは、自分の言葉で相手を不快にさせている自覚がありません。 むしろ自分は正しいことを言っているし、それが相手のためであるとすら思っています。 モラハラやパワハラをする人間も同じなのですが、自分の言い方のまずさに自覚がない人って、今までその状態で生きてこられたから、それが何も悪いことだとは思ってないんですよね。 それに大人になると、言いづらいことを指摘してくれる人は激減しますから、思うところがあっても言わない人の方が圧倒的に多いです。なので、余計に気づくことができません。 次回は、否定発言をしてしまう人が気をつけたいポイントと、全否定された場合の対処法の対処法をお話します。