〝サラリーマンボクサー〟阿部麗也、10・18後楽園ホールで再起戦 中谷潤人の親友アルバラードは日本デビュー戦
帝拳ジム主催のプロボクシング興行「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」が7日、東京・後楽園ホールで行われ、セミファイナルの前に、10月18日に後楽園ホールで同興行を開催することが発表された。 IBF世界フェザー級6位の阿部麗也(31)=KG大和=が、川本響生(21)=吉祥寺鉄拳8=と58キロ契約10回戦を闘う。阿部は3月に米ニューヨーク州ベローナで、IBF世界同級王者だったルイスアルベルト・ロペス(メキシコ)に挑戦し、8回TKO負け。世界初挑戦で完敗してからの再起戦となる。 両者がリングに上がり、自動車関連の部品などを生産する会社に勤務する〝サラリーマンボクサー〟の阿部は「もう阿部は終わったなと思っている方もいると思うし、まだできると言って応援してくれている人もいると思います。まだいけるぞっていうのを見せなきゃいけない。ただ勝つだけじゃなくて、インパクトのある勝ち方をしたいと思っています。来年にはまた大きい試合につながるような、そういう試合にしていきたい」と力強く語った。 川本には「10歳も下の子にはちょっとまだ早いというのを分からせようかなと思っている。全力で潰しにいきます」と宣言。川本は「僕がここで引導を渡したいと思います」と応酬した。 また、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26)=M・T=の米カリフォルニア州ロサンゼルスでのジムメートで、親友のエイドリアン・アルバラード(25)=米国=が、日本デビュー戦となるバンタム級8回戦で、東洋太平洋同級11位のエイドリアン・レラサン(25)=フィリピン=と対戦する。アルバラードは現在、ロサンゼルス合宿中の中谷、WBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(25)=米国=と一緒に3人とも10月の日本での試合に向けて練習に励んでいる。 プロ戦績は阿部が30戦25勝(10KO)4敗1分け、川本が9戦7勝(3KO)1敗1分け、アルバラードが13戦10勝(5KO)2敗1分け、レラサンが20戦14勝(6KO)6敗。(尾﨑陽介)