私が海外に進学する理由── 超難関大に挑戦した18歳、自分の「やりたい」はどう生まれた?
「クラウドファンディングで足りない学費を集めることにもチャレンジしたのですが、目標金額を達成できたこと以上に、その過程でたくさんのかたと出会えたことがすごく楽しかった。このつながりをこれから生かしていきたいと思っています。 大学はまだ始まったばかりですが、立ち上げた着物のブランドで、世界の文化と掛け合わせた新しい商品を作ることでも海外での学びを表現できるんじゃないか、衣服を通じて国籍を越えたたくさんの人たちとのコミュニケーションができるんじゃないか、と期待が高まっています」 自分自身が興味を持って楽しむことができれば、どんなことにも果敢に挑戦する力がわいてくる。習いごと、日々の勉強、高校の授業で取り組んだプロジェクト、そして自ら立ち上げた着物ブランド――。楽しみながら積み重ねてきたことすべてが、山口さんの海外への大学進学につながったようです。 「サステナビリティは『我慢しないといけないもの』ではなく『人間の幸福感と両立されるべきもの』」という山口さんの考えは、彼女の人生にも置き換えられそうです。