【リッチなオジサンが愛する理由は?】ロレックス徹底解剖、ヨットマスターってどんな時計なの?
ケース
サブマリーナーの側面は「平たく」、ヨットマスターは「ラウンド」しています。サブマリーナーのラグは比較的真っすぐ伸びていて、ヨットマスターではラウンドしており、ラグの端はヨットマスターのほうがかなり細い作りを持っています。
ベゼル
「ヨットマスター」は潜水を目的としないので、逆回転防止ベゼルを持たないのですね。また、ベゼルの素材に関わらずレイズ(立体)仕上げの数字と目盛りを持っていて、数字はポリッシュ、凹んだ部分はサンドブラスト仕上げになっています。
サイズ
「ヨットマスター」ロレックスのプロフェッショナルモデルで唯一メンズ・ボーイズ・レディース(29mm)の3展開を行っていたため、ペアウォッチとしても人気がありますね。 ※現行モデルではレディースサイズは残念ながら生産終了となっていますが、ボーイズサイズは現在もラインアップされています。
ブレスレット、バックル
3連リンクのオイスターブレスレットのモデルを比較した場合、ヨットマスターではセンターがポリッシュ仕上げになっています。 両方ともバックルにはオイスターロックフォールディングクラスプが搭載されていますが、ブレスレットの延長機能についてはヨットマスターがイージーリンク、サブマリーナーは(ダイビングスーツの上から着用できるよう)グライドロックエクステンションを備えています。 また、ヨットマスターはロレックス独自の「オイスターフレックス ブレスレット」を搭載したモデルも人気です。『ブレスレット』との名称ですが、 しなやかな超弾性メタルブレードに人工ラバー(エラストマー)をコーティングしているため、ラバーベルトのような見た目になっています。 エバーローズゴールドのケースにブラック・セラクロムベゼル、オイスターフレックスブレスレットの組み合わせがラグジュアリーかつスポーティーな印象です。
現行のヨットマスターのラインナップ
(※ダイヤルにダイヤをしきつめたハイエンドモデルなどは除く) ●ヨットマスター(42mm) ・ホワイトゴールド+オイスターフレックスブレスレット ●ヨットマスター(40mm) ・SS+プラチナ ・SS+エバーローズゴールド ・エバーローズゴールド+オイスターフレックスブレスレット ●ヨットマスター(37mm) ・SS+プラチナ ・SS+エバーローズゴールド ・エバーローズゴールド+オイスターフレックスブレスレット となっています。 スポーティーでありつつ高級感とエレガントさを併せ持ち、かつ日常使いを想定しているヨットマスターはこだわりをもってロレックスを着けたいと思う方には最適なモデルと言えるでしょうね。 次回はヨットマスターの上位モデルであり、ヨットレースのために開発された機械式メモリとプログラム可能なカウントダウン機能を備えた「ヨットマスター2」について解説する予定です。 Text:FORZA STYLE