体操・宮田笙子の「五輪辞退」はどのくらい妥当だったのか 「当然」から「あまりに重い」に分かれた世論
「代表権を失うほどではない」
五輪出場経験がある元陸上選手の為末大氏も、騒動の渦中で以下のように語っていた。 「ピークが短い体操選手は、4年に1度しかない五輪に競技人生の全てを捧げているといってもいい。宮田選手の飲酒喫煙が問題なのはもちろんですが、きちんと謝罪を行えば、代表権を失うほどではないと思います。今からでも協会は彼女の辞退を撤回し、出場を認めてあげてほしいと切に願っています」 宮田選手は真摯に反省の言葉を口にした上で、すでに新しいステップに進んでいる。五輪後、9月に開催された国民体育大会の会期前競技では福井県代表メンバーとして出場。団体優勝を成し遂げている。騒動時に自身のインスタグラムの全投稿をいったん削除したが、現在はどの投稿にも温かいコメントが並んでいる。ファンの期待に応え、再び世界の大舞台で宮田選手の活躍を目撃する日も近いだろう。 デイリー新潮編集部
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