【この冬必見の東京イルミ】歴史的建造物や、アート作品が美しくライトアップ! 「花と光のムーブメント 小金井公園ナイトパーク ワンダー」開催中
見どころ②極彩色の錦絵ねぶた「小金井小次郎」
続いて歩いているとふと現れる東屋。少し奥まった場所にひっそりと佇む建物に反して、そのライトアップは華やか! 極彩色の錦絵ねぶたが目に飛び込んできます。 ねぶた祭で毎年受賞を重ねるねぶた師・北村春一氏が今回のために制作した作品で、小金井市ゆかりの人物「小金井小次郎」が描かれています。江戸末期の大侠客・小金井小次郎は、遠島先の三宅島で島民のために井戸を作り後世まで人々に慕われ、小金井市と三宅島が友好都市となるきっかけを作った人物。そのストーリーを表すかのように、水の流れの中に鮮やかな紅葉が描かれています。
見どころ③人力「回転木馬」の3頭の馬
美術家・中里繪魯洲(なかざとえろす)氏が「大地の芸術祭2024」で発表した作品を、アートフラワーでデコレーションしたコラボ作品として今回お披露目。人力のハンドルを回すと、3体の馬が煌めくカラフルな光の中をくるくると駆け回ります。 先史時代、焚火の灯りの中で人類が描いた洞窟壁画の動物に想いを馳せて制作された馬たち。3体の馬のデザインがまったく異なっているのですが、これは過去・現在・未来がそれぞれ表現されているとのこと。 ライトアップ開催期間中の土日祝日には、無料で回転木馬に乗ることができる体験イベントも開催されています。※当日、13時15分から回転木馬前で配布するアンケートに回答した先着100名限定、小学生以上
見どころ④黄金色のアーチと歴史的建造物のコラボ
小金井公園のイチョウをテーマにしたアーチとランウェイが本イベントのクライマックス。上下左右の全方位が彩られたアーチは、秋を感じる黄金色や燃えるような朱色、初冬を思わせる白銀色......と色が移り変わり、ずっと見ていたくなる美しさ。ランウェイは実際に歩くこともできます。 歩いて撮って楽しんだ後は、ぜひ少し離れて全体を眺めてほしい! イチョウのアーチの先にある「江戸東京たてもの園」との光のコラボレーションが素晴らしいんです。ランウェイのライトアップに合わせて、「江戸東京たてもの園」とその両側の大きなキンモクセイもライトアップ。 アーチと「江戸東京たてもの園」が同色に照らされる時、異なる色で照らされる時、はたまた「江戸東京たてもの園」のライトが消えた時......同じ風景を見ているはずなのにまったく違う印象を受け、こちらの感情まで変化していくよう。そんな不思議な感覚になるライトアップです。
12月8日まで、ワークショップも同時開催
様々な魅力を持つライトアップイベント「花と光のムーブメント 小金井公園ナイトパークワンダー」は、2024年11月23日(土)から12月8日(日)の期間で開催中されています。 12月7日(土)、8日(日)には本イベントに携わったクリエイターたちによるワークショップも実施。詳しくは公式サイトでチェックしてください。 『花と光のムーブメント 小金井公園ナイトパーク ワンダー』 開催期間:11月23日(土)~12月8日(日) 開催場所:都立小金井公園(西口入口、桜の園、宿根草園、江戸東京たてもの園前広場周辺) 点灯時間:16:30-20:30 入場料金:無料 公式サイト
上野 郁