ライト級戦線ロマチェンコVS”タンク”デービスが11月にも実現か 米メディア報じる
プロボクシングの米専門メディア「ボクシング・シーン」は17日(日本時間18日)、WBA世界ライト級(61・2キロ以下)王者ジャーボンテイ・デービス(米国)とIBF同級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の王座統一戦が行われる可能性があると報じた。ロマチェンコをプロモートするトップランク社のボブ・アラムCEOが取材に応じ、「我々はその戦いに臨むつもりだ。ロマチェンコもそのつもりだ」と発言。今週中に両陣営がラスベガスで交渉を行う可能性があり、実現すれば、開催は11月か12月になる予定だ。 ”タンク”の異名を持つデービスは15日(同16日)、ラスベガスでフランク・マーティン(米国)に8回TKO勝ちで5度目の防衛に成功した。今週末にトップランク社所属のWBOフェザー級(57・1キロ以下)王者ラファエル・エスピノサが同級2位のセルヒオ・サンチェス(ともにメキシコ)と防衛戦を行うため、関係者がラスベガス入りする。そのため、同地に残っているデービス陣営と予備交渉を行う可能性があるという。 アラム氏は「話し合いが終わったら実現可能かどうか検討するが、ロマチェンコはその試合をやりたいと考えている」と述べ、11月から12月が理想的な時期だと指摘した。世界3階級制覇を成し遂げているロマチェンコは、5月に王者のジョージ・カンボソス(オーストラリア)を11回TKOで下し、IBFのベルトを獲得している。 トップランク社はWBC王者のシャクール・スティーブンソン(米国)、WBO王者デニス・ベリンチク(ウクライナ)も抱える。ロマチェンコとの統一戦はどちらかの選手と行う可能性も考えられるが、アラム氏は「デービスは興行的に有利な立場を確立している。デービスとの試合はシャクールとの試合よりも収益性が高いだろう」と”タンク”との一戦に魅力を感じているようだ。 戦績は36歳のロマチェンコが18勝(12KO)3敗、26歳のデービスが30戦全勝(28KO)。
報知新聞社