単騎から3番手に急遽コメント変更 五輪メダリスト永井清史が本音「まだ自力でやりたい気持ちあるけど、今後見据えて」/松戸競輪
松戸競輪場のナイター競輪「富士通フロンテック杯(F1)」は11日、初日を迎えた。初日の2Rで久々の勝ち上がり1着を決めた永井清史(41歳・岐阜=88期)に話を聞いた。 初日は単騎のコメントから藤岡徹也ー石貞有基の3番手に急遽コメント変更する場面があった永井。「今後も見据えていかないと…」との思いがあったようだ。レースでは最終バックでゴチャついて、3車併走の外を自ら捲って1着。予選では23年の6月の小倉開催以来の白星発進を決めた。 「丁度、展開もゴチャついたので。いつもなら自力でレースを作って、脚を使って残っていない状態で終わってしまう。本当は自力でまだやりたいっていう気持ちもあるけど、若い子と相手じゃ…。点数も上げていかないとだし、人の後ろも考えていかないと」と話してくれた。 当地は21年の12月にA級優勝した地。「優勝したときは猪狩君の番手で優勝させてもらったんですよね。松戸は走りやすいし、好きなバンクなんです」とイメージも良いようだ。 好印象のバンクで好スタートを切った永井。準決勝は初日に3番手を選択した藤岡徹也の番手を得たし、チャンスは十分ある。(アオケイ・宮本記者)